第5章 Prologue:試験
たくさんのトラップを仕掛けておく。
水浸しにして遠隔操作で水や氷を使えるようにしたり花月の花や木の根が侵入者を拘束するようにした。
それを見守っていた隊長格は『一日じゃ確実に皿を奪えない』と確信した。
大きな霊圧は4人だ。
「これは斑目さん?」
荒ぶった霊圧が近づいてくる
彼が特攻してくるのは想定内だ。十一番隊隊士が大人しく待っているわけがない。
最も、これは戦いではない。
相手の動きを制することが重要である。
「ここにいやがった!テメェとは一度殺りあってみたかったんだ!」
「受けて立ちます!」
始解を行っていることから、本気度がわかる。
「水月!」
「んじゃ行くぜ!」
そして数分後
「テメェ!鬼道なんかで逃げるんじゃねぇ!」
六杖光牢で動けない斑目の背中に向かって叫んだ
「私が死神になれたらちゃんと戦ってくださいね!」
今は戦うのは避けたい。
「近いのは大前田さんかな?」
二番隊副隊長の元へ向かった。
大前田さんは皿の前で仁王立ちをしている。
「皿を取りに来ました。」
「隊長もめんどくせぇこと押し付けやがる、」
と大きなため息をつく。
「俺は二番隊の副隊長だぁ!怪我したくなければ諦めな!」
と威勢よく叫び始解をした。
「そういうわけにもいかないんです」
鉄球のような斬魄刀を振り回す大前田。
「水月・蜃気楼」
「ちっ!なんだこれ霧か」
大前田が鉄球を操るも距離感が掴めていないようだ。
それもそのはず、水月の蜃気楼は相手の空間認知、距離感、平衡感覚を狂わせる幻術である。
歩くこともままならない大前田を横目に皿を頂いた。
「つぎは…雛森さんかな?」
雛森の元へ行くと彼女は一瞬目を輝かせた
「あぁ良かった、怪我して無いみたいで!」
「ありがとうございます!でもこれから戦う相手に心配していいんですか?」
「うーん、たしかにやりづらいけど、隊長の命令だから……」
「雛森さんの鬼道、学ばせてもらいます!」
私たちは鬼道で戦った。
辺りが鬼道の光に照らされる
雛森さんの鬼道は格が違った。鬼道を知り尽くしている。
故に鬼道の戦法を確立している。
上位の鬼道を使えることが達人であると言うことでない。
「双蓮蒼火墜!」
「…っ!!」
このままでは分が悪いため花月を呼んだ