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【BLEACH】

第37章 過去編~交差~




『好き』




その言葉が頭から離れない


私は喜助さんのことが好きだ。
しかしそれはどういう好きなんだろ。


わかるのは今私は喜助さんのことで頭がいっぱいだということ



好きと言われて嬉しいし、ドキドキした。




喜助さんの気持ちは分かってたけど



いざ言葉を聞いて、どこかでその言葉を待っていたような気もした。




平子隊長とデートしたことに妬いた喜助さん



私はどうなんだろう。


もし喜助さんがほかの女性とデートしていたら……?






そういえば昔から夜一さんのことを羨ましいとか思ってた気がする。

あの2人には私が割って入れないものがある。


もちろん、夜一さんは喜助さんに対して恋情を抱いていないことは知ってる。


もし夜一さんが喜助さんに対してそういう感情があったら……



いやだ、喜助さんを取られたくない。

私が彼の傍にいたい。

一番近くでいたい。


彼にとって特別でありたい。



それって幼馴染みや妹としての感情では無いのだろう。





家まで続く道の先を歩く喜助さんの背中は大きくて

背中に背負う十二の文字


喜助さんには色んな顔がある

死神としての顔

隊長としての顔

技術開発局 局長としての顔

技術者の顔

部下に見せる顔

流魂街の子どもに見せる顔

同僚に見せる顔

親しい者に見せる顔



長い間彼と過ごしたけれど、知らないこともある。


私は知りたいもっと彼のことを



愛する者にだけ見せる顔を私にだけに見せて欲しい。







そう思うと思わず名前を呼んでいた


振り向き、不思議そうな表情を向ける。


「好き…です、私も……貴方のこと。」

彼の目が僅かに開き、口がぎゅっと閉じた。

「昨夜、あんな事、突然言うから……今日は頭の中ずっと喜助さんのことでいっぱいで…………男性から告白されたの初めてじゃないんだけど、」


と言ったら喜助さんがえっと声を漏らした

真央霊術院の先生方からたまに告白されたり生徒からされたりと実は色々あった。

全て断ったが。

「告白されて 嬉しかったのも、それで混乱したのも初めてで……待ってたって言ったらおかしいけど……だから…」
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