第36章 過去編~事件~
「どうして……ここに?」
「ちょっと気になったことあってな……散歩しとったんや…もう少しの辛抱や、四番隊連れてったる。」
そう言うと走りながら地獄蝶を己の肩に乗せた
「喜助!聞こえとるか!!」
『平子さん、いまそれどころじゃ』
「今すぐ四番隊綜合救護詰所へ向かえ。ポインティが重傷や。」
『ポインティと一緒にいるんスね、何があったんッスか?!』
「話は後や。死なせんから安心しィ。ほな、話してたら気ィ散って走られへんから、後でな」
外を歩く女性に声をかけた。
「…おい!リサ!」
「なんや、夜勤中や構ってられん!……ってその姉ちゃん、鬼道講師の?」
「西流魂街一地区、四楓院家の土地があるん知ってるな?」
「……あぁ。そこ行けばええんやな。」
「話早い。頼んだで。」
「おう!」
その後平子隊長が猛ダッシュで救護室へ運んでくれた。
私が処置室に運ばれた頃に喜助さんは到着した。
平子隊長の隊長羽織や死覇装に着いた血の量を見て、その深刻さが伝わった
「一体どうしたんですか!」
「俺はちょっと気になることあって、西門歩いとったんや。ほんならポインティの霊圧がガンっと上がったんがわかった。その後瀞霊廷に近づいてきてたから急いで向かったら…ポインティが斬られて鎖条鎖縛で縛られとった」
「誰がこんなこと……」
「さぁな。死神がやったとしか言えへんやろな。あと、ポインティが狙われてるってことや。」
「誰にそんな狙われるような……」
「夜勤中やったリサを現場に向かわせた。」
「自分の副隊長ではなく?」
「リサに会ったからそっちのが早いと思ったんや。喜助も、ひよ里向かわせるなら向かわせ。」
と平子隊長は去っていった
「どこへ?」
「アホ、このままやと流石に気持ち悪いわ。着替えて来る。あと、京楽隊長の所にリサ勝手に使ったこと言わんとな。」
険しい顔して外へ出ていった
「ひよ里さん、起こしましたか?」
『なんやねん…くそ』
「あの、矢胴丸リサさんの霊圧を探って彼女と合流してもらえませんか?」
『ん?なんでや。』
「ポインティが襲われました。」
ひよ里さんは快く向かってくれた。
夜一さんに連絡すると、隠密機動を伴って現場へ向かってくれると言う。
ポインティの怪我を見た訳ではないが
あの血の量は相当だ。