第36章 過去編~事件~
「生命に別状はありません。ですが、刀傷に加え鬼道の締め付けによる腕や肋骨の骨折。完治には時間がかかります。」
と四番隊の隊員は頭を下げた
痛々しい姿で眠るポインティ
誰がこんなこと……拳を振り上げて壁を殴った。
もし、平子さんがいなければ大切な人を失っていた。
良かった、生きててよかった……
翌朝、矢胴丸リサさん、夜一さん、ひよ里さん、平子さんが集まった。
「現場おったんは4人生きとったんは3人。」
「1人は舌噛み切って死んでましたわ。」
「拘束した者共は、話せる状態ではないが、気になるなら見に来い。」
「わかりました。」
「逃げた死神と合致する奴がおらんのや。見落としないか、阿近が調べ直しとる。」
「アイツ、暗闇でも動きよかった。せやからよっぽど目ェええんやろな。んで、ポインティはどないなん?」
「命に別状はないと。平子さんがいなければ、彼女は」
「礼は無しや。むしろもっと早う駆けつけられんですまんかった。」
「暫くは入院じゃろう?隠密機動がポインティを警護しよう。」
「ありがとうございます。」
それからポインティは4日後に目を覚ました。
「良かった、良かった……」
「痛いよ、喜助さん」
「このまま目を開けなかったらと思うと……」
「このくらい問題ないよ。」
「ポインティ、早速で悪いが……」
その時のことについて話を詳しく聞いたが……平子さんと全く同じ。でも、わざわざ家を狙ったとなると
「通り魔では無さそうじゃの。空き巣でも無い。」
ポインティを襲った死神は何も語らず、心ここに在らずの状態だった。彼らから何も聞き出せない。それぞれに共通点があるわけでもなく、目的がわからない。
ポインティは退院後、十二番隊で療養することになった。
総隊長の命もあり、本格的に捜査を始めようとした際に自分が蓮美ポインティを襲ったと犯人が自首してきた。
『高尚な護廷十三隊の死神を育てる由緒ある真央霊術院で流魂街出身の死神でもない女が講師をしていることが気に入らなかった。』
簡単にいえば流魂街出身の死神は認めない集団が行った犯行と断定された。
中央四十六室は彼を禁固刑にしたが
「…あいつがあんなに戦闘できるなんて思わんわ。絶対犯人はあいつやない。」