第35章 過去編~十二~
翌日
喜助さんと街へ出た。
久しぶりの街歩きに私はすたこら歩いて甘い物を食べていた。
「ポインティさんこんなところにいた!」
と喜助さんが走ってくる
「瀞霊廷に入れるのが嬉しくて~つい。」
「瀞霊廷でも危ない所は危ないんだから、僕から離れないでくださいよ。」
「確かにね、昨日も金髪の男の人に強引に言い寄られたし。」
「えっ!?大丈夫でしたか!?」
「うん、私は怪我してないから大丈夫。」
「怪我!?」
そのようなやり取りをする、私をじっとみる死覇装を着た少年
「……どうしたの?」
と声をかけてみた
「ギン!ちょっと、なんでスタスタ歩くの?てかアンタ、付き合い悪くない?なんか感じ悪くない?!」
後ろから来た女の子にボコボコ殴られる少年
「痛いって、乱菊~」
「てか、なにボーッと女の人見てんのよ!」
「そんなに、叩いてあげないで」
「もしかして真央霊術院を一年で卒業した子?」
「……そうやけど」
「へぇ、凄いのね!」
「……あの、ボクのこと憶えてへん?」
男の子が突然問うた
「…花枯で干し柿買いに来た帰りに虚に襲われてた子どものこと憶えてない?」
花枯、干し柿……!
「あぁ!あの時の干し柿の男の子!」
「干し柿の男の子やない、市丸ギン。」
「なに、ギンの知り合い?」
「昔、助けてもろたんや。」
「ふーん」
と女の子はツンとしている
「私は蓮美ポインティ。真央霊術院で鬼道教えてるの。」
「え?でも見たところ死神じゃなさそうだけど……」
女の子が言った
「うん、死神じゃないけど鬼道が得意だから講師として教えてるの。」
「へぇ~」
「そうか、あの時の男の子が死神になったのね!いやぁ嬉しい!ね、喜助さん!」
「そうッスね~」
「反応うすっ!」
「そうですか~?」
「私、住んでるのは一地区だけど、瀞霊廷に良くいるから気軽に声掛けてね!」
私は二人に手を振った
「さて、そろそろ行きましょう。」
「はーい」