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【BLEACH】

第34章 過去編~茶話会~


「成程。では、いつか世の先生になるかもしれないですね。」
「天月ちゃんも真央霊術院に入るの?」
「死神一家の次期当主故、入ることになるでしょう。そのあと隊に属しても、幽霊隊員。当主が前線に出ることはありません。」
「でも、夜一さんも当主だよね?」
「蓬莱家は特別な能力を持っておるんじゃ。」
「特別な力?」
「薬を作るのが得意で。」
「蓬莱家の薬はよく効くぞ〜」

薬?それが特別な能力なのか?と思ったが、特別扱いされるくらいなのだから、きっと普通の薬では無いのだろう。

「うちのような四大貴族は、一族の死神としての力や霊力の高さを買われてこの地位がある。それに対し、蓬莱家のような特殊能力を買われて貴族の地位に着いた一族は、貴族典範によって保護対象とされておるのじゃ。」
「貴族の地位を拝した以上、死神を輩出させなければ、その地位が危ぶまれます。体裁の為に当主も"一応"真央霊術院は卒業しているのですよ。」
「当主が死神かどうかで勢力も異なる。故に、蓬莱家のような特殊貴族の当主達も死神にはなるのじゃ。表立つことはないがな。幽霊隊員の言葉その通り。実際は籍を置いてるだけではある。」
「四大貴族当主の中でも才覚ある四楓院夜一殿に便宜を図って頂くべくこうして度々、ご挨拶申し上げているのですよ。」

それ言っていいのかな?と思ったが夜一さんは気にしてない様子で、むしろその腹を割ったお前の話が好きだと笑い始める。

「心配せずとも、余程のことがない限りはお主の望むようにしよう。」
「薬箱管理係くらいは務めさせて頂きます。」

幽霊隊員とはいえ、前線で戦に出ないだけで事務作業などは行っているから給料泥棒ではない、と付け加えられた。

蓬莱家のような特殊能力を持つ一族がいることを初めて知った。

「そういえば、鏡山の当主の祝言には参るのか?」
「父と母のみで参るでしょう。」
「鏡山は大所帯な分、賑やかな祝言になるだろう。酒の歳ではない故、お主が辞退するのは懸命じゃ。」
「双子が生まれるまでと言いますからね。あの家に嫁ぐのは骨がいりそうです。」

どんな家なんだと背筋が張った。

「さて、そろそろおいとましますか。ポインティさん、今度はうちにいらしてください。

そう言い残してかごに乗って空へ舞った
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