第33章 過去編~青葉~
「明日から5日間休んで、ポインティに鬼道の指導をしろ。」
「……は?!」
「いや、夜一さん何を考えて」
「いいか、八十番台まで扱える様にしろ。」
「八十!?なんでそんな」
「お主も暇じゃろ?死神にならず、その才を活かせる場所を用意してやる。」
「……はぁ」
翌日
私は二番隊の地下の勉強部屋に向かった
「初めて来るかもここ。」
「夜一さんも無茶言いますよねぇ~この前やっと二十番台会得したばかりのポインティさんに八十番台なんて……」
「喜助さん♡」
「何でしょう……?」
詠唱すれば多分、この番号でもできる。
「君臨者よ 血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ 蒼火の壁に双蓮を刻む 大火の淵を遠天にて待つ」
「え、はっ?!七十三!!」
「破道の七十三 【双蓮蒼火墜】」
喜助さんはなんとか避けた
「はい?!え、どうして?!」
「できたー!!鬼道について書いてある本、あれを瀞霊廷で買って勉強しました。五十番台までは詠唱破棄できます」
と思考回路を停止させている。
「威力弱いし、成功するかなぁ…ちょっとやりましょうか?…破道の八十八【飛竜撃賊震天雷砲】」
ぶっちゃけ失敗だが、それらしいものは出た。
「暇すぎてここまで上達しちゃったんです。」
「無茶しないで下さいよ…」
と浦原さんは頭を掻いた
「じゃあ……もう教えること無さそうっすけど……ちょくちょくやってきますか……?」
3日程で鬼道は八十番台まで問題なく使える様になった。
浦原さんは度々有り得ないと口にし苦笑いを繰り返した
「じゃ、一度実戦してみます?僕と。」
「えぇ?!で、出来るかな……」
「僕は斬魄刀も白打も使いません。鬼道も50番以下で。10分間やってみましょ。僕を捉えられたら勝ちっス」
「わかった!やろ!」
「……と、その前に、着物じゃぁ流石に動けませんから……隠密機動の服借りてきました。これ着てください。」
着替えた後、実戦訓練が始まった
「楽しそうなことしておるの~」
と様子を見に来た夜一さんと砕蜂さん。
「破道の五十八【闐嵐】」
「よっと!」
「瞬歩ずるっ!!」
「瞬歩無しとは言ってませんよー!」
「それに、空中も無しです!」
「無しじゃないです~」
「……もぉぉ!!じゃあ私も!!」