第33章 過去編~青葉~
私は霊子を足場にした
「お、教えてませんよそんなこと!!」
「今、見て覚えました」
「その才能を喉から手が出るほどに欲しいと思う人もいるでしょうね」
「夜一さんも来てくださったし、本気になろう!【飛竜撃賊震天雷砲】」
「え?!詠唱破棄っすか!!」
と驚く喜助さんの背後に回って……
「鎖条鎖縛!」
喜助さんを捕らえた
「瞬歩!!出来るんじゃないッスか!」
「今できるようになりました。」
「はっはっは!喜助、三席のクセに面子丸潰れだな!あははは!」
「やめてくださいよ〜夜一さん。おかしいのはポインティさんッスよ。」
「こんなの……こんなの有り得ない…」
と砕蜂さん
「今の映像、真央霊術院の院長にそのまま中継しておいた。」
「はい?!夜一さん!?」
と言ったのは私でなく喜助さんだ。
「砕蜂、どうじゃった?」
「はい、合格とのこと……」
「よし、じゃあ次年度から真央霊術院の講師になれ!」
「はひ?」
「安心しろ。霊力学基礎~研究の座学敷いては、鬼道実践に至るまで、この儂自らが師となり、必要な知識や技能を伝授しよう。お主は聡いから、次年度までには講師としての一人前になれるはずじゃ。」
鬼道を教えられる人は鬼道衆に入隊する傾向にあり、万年不足しているらしい。鬼道を教えることを生業にできる人はいないかと夜一さんに話が来たらしい。
相手は恐らく、勇退、隠居している護廷隊士‐夜一さんにわざわざ聞いたのだから、元隊長クラスの大物を期待していたのだろう。
しかし、夜一さんは何を思ったか、真っ先に思い浮かんだのがこの私。
死神じゃないけど達人がいる。と言っておいたとのこと