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【BLEACH】

第33章 過去編~青葉~



口を挟むようですが、と砕蜂さんが加えた。

「死神でもない者がここまでの霊威を持つ事はまず有り得ぬ。稀に五大貴族の中で何百年かに一度、死神として天才的な素質を持つ者が生まれることがある。才覚ある者は赤子の頃から霊威等数が低く、現に護廷隊で重職に就いている。ポインティも同様に才覚がある。現時点で副官程度の霊威等数であると予想され、類稀なる才を見抜かれいるからここまで推薦されているのだ。」
「そも、霊威というのは"素質"であり"鍛錬"でどうこうできるものでもない。」

例えば、流魂街の者と貴族の者を無作為に同数集める。その中で死神としての素質があるとされる二十等霊威以上を持つ者が多いのはやはり、貴族出身者である。霊威というのは血、つまり遺伝的要因が大きく作用すると言う。

「しかし、ある程度の鍛錬で霊威は下がる。人それぞれではあるが、1〜5程度。実は数字を三つまで下げることは比較的容易い。しかしそれ以降は血の滲む鍛錬と幾多もの死線を潜りかつ才がなければ不可能であり、元々霊威が低い者は高い者よりも困難だ。」
「霊威というのは実に曖昧なものでな。霊威の等数を狂いなく肌で感じるのは難しいのじゃ。『親が席官同士だから八等はあるだろう』『次期隊長候補でもあるから、三くらいだろう』『あいつは万年一般隊士だから二十等程度だろう』そのように曖昧なものだから、死神の強さを示す指標にはなりにくい。霊子の精密検査をすればデータとして出てくるものだがな。真央霊術院の身体検査で行うくらいだろう。」
「死神の強さを示すのは霊圧ですもんね。」
「突然、聞きなれぬ言葉を使われて、困惑しただろう。すまなかった。と、言うのも喜助の今の趣味のことは知っておるか?」
「喜助さんの趣味?といえば、開発したり、修理したり?手先が器用なんでなんでも作っちゃってましたよね。夜一さんもご存知のはず。」
「まさしく、喜助は開発者であり研究者であり科学者でもある。あれは趣味の域を越えておるな。お主のその髪飾りも、奴のハンドメイドじゃろ?」

夜一さんが高笑いをする。

「まったくもって!いつか任務に支障をきたします!とっとと他の隊に移籍させましょう。」
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