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【BLEACH】

第33章 過去編~青葉~



私は霊力の扱いがとても上手いらしい。


20以下の鬼道をその日のうちに習得した。

「いやぁ、これほどまでに……驚きで言葉がありません」
「えへへ~」
「本当は常に側にいて貴女を護りたいッスけど、現実そうもいきませんからね。」
「でも、ピンチになったら助けてくれるでしょ~?」
「…じゃ、これお守りっス」

そう言って薄紫色の花の形をしたガラス細工に金の水引が飾られて、菱形の石のチャームがついた綺麗な簪を貰った

「ポインティが危ない時、僕にある程度の居場所を知らせてくれるようになってます。」
「え、居場所知られちゃうの?」
「著しく霊力が減った時や、虚の気配が近くにある時に知らせてくれるだけッス。プライバシーは確保してますよ。」
「これ、喜助さんが作ったの?機能は勿論すごいんだけど、可愛い……」
「貴女の好みくらいわかりますよ。すぐに駆けつけられるわけじゃないッスからね。護身術、ちゃんと使える様にしてくださいよ?」
「はーい!」

翌昼

「今度帰る時は流魂街のお土産よろしくね!」
「お土産ッスか~?遊びに行くんじゃないんでね……あ、じゃあ花枯の干し柿なんてどうッスか?」
「楽しみにしてる!」
「じゃあ大人しく待っててくださいね?」
「はーい!」


喜助さんは三ヶ月ほど顔を見せなかった


「ってことで、花枯来ちゃった~」


花枯は閑散としていたが、宿屋もあり、特産物として干し柿もある。

浦原さんの霊圧は感じないが、何泊か花枯で過ごした後、干し柿を買って家に戻ろうと山に入った。


すると、異様な声がした。


霊圧……これは虚?


逃げなきゃと思ったけれど、虚の近くに小さな霊圧を感じた。


もしかしたら誰か襲われてる?


私はその場に向かった。

「霊力が高ィ……ウマソウ…」


近くには白髪の男の子がいた。


思わず駆け出しその子の腕をとった


「こっちよ。」


山を駆け回る。



虚の霊圧が離れる


できるだけ気配を消して洞窟に入った



「大丈夫、こうしていたら助けが来るよ。」
「お姉さん、なんでボクのこと助けたん?」
「なんでって、目の前で虚に襲われてるのに見捨てるわけにはいかないでしょ?」


洞窟の中にお腹の音が響いた

「お腹空いてるん?」
「……うん。」

この子も霊力がある。

まるで昔の私を見てるようだ。
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