第31章 尸魂界
「佐伯ポインティからの話を聞く限り、藍染の持つ崩玉は十分に成熟したものと思われる。」
「んじゃつまり、あちらサンにとっては好都合ってわけだ~」
「然様。尸魂界の戦力が削がれている今、尸魂界の敵、藍染惣右介が見逃すはずがない。」
「じゃあ決戦は遅くても2日以内には始まるってわけか」
「ポインティ、藍染惣右介の目的を覚えておるか?」
目的…
「王鍵の創造…藍染惣右介が狙っているのは空座町。」
つまり、藍染は尸魂界を狙うより先に、空座町を狙うかもしれない。
「空座町で藍染と決戦……ということですか?しかしそれだと、人間にまで大きな被害が」
「我々がそれについて策を投じてこないと思うか?」
と総隊長が言った
「空座町をそのまま尸魂界へ移動させる。」
「…え?!」
空座町を?!どうやってそんなこと……
「空座町を尸魂界で作った同等、同質の空座町のレプリカと移し替えるのじゃ。」
「レプリカ……?」
尸魂界で空座町のレプリカを作り、本物の空座町とで移し替える……
「そんなこと……出来るのですか。だって技術開発局がレプリカを作るんでしょうけど今、涅隊長は…」
「レプリカならば既に作り上げたと報告があった。」
「でもそれをどうやって移し替えるんですか、禁術…空間転移でも移し替えることなど出来ませんよ。」
「それが出来るんじゃ。"技術"の力で」
技術の力……
「まさか……浦原さんが」
「名を【転界結柱】と言う。そう、浦原喜助の案じゃよ。」
「空座町にいる人間には眠ってもらうことになるが、人体に影響は無いという。藍染が侵略してくる空座町はニセモノ。大いに戦うことができる。」
「……凄い。」
「二番隊隊長 砕蜂、七番隊隊長 狛村左陣、八番隊隊長 京楽春水、十番隊隊長 日番谷冬獅郎、十三番隊隊長 浮竹十四郎。そして一番隊隊長 佐伯ポインティ。 護廷十三隊の威厳と誇りにかけて、空座町を護り、そして、謀反人、藍染惣右介を必ず止めるのじゃ!!!」
「はい!!!」
「して、ポインティ」
「はい」
「隊長羽織はどうした。」
「虚圏です」
「戯けが!!!隊長羽織を置いてきたじゃと!?」
「え、え?!」
「山じぃ、これ無くすとすっごい怒るから……」