第30章 いるべき場所
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ポインティサンの瞳からポロポロと涙が零れ落ちる
無意識のうちに一粒一粒丁寧に指で拭った。
治療を終えポインティサンは顔を覆った
「私……浦原さんに嫌われる…のが怖い」
突然そう呟いた
「ポインティサンは嫌われるようなことしてませんよ?」
「したんです……浦原さんに嫌われちゃうようなこと……」
「アタシはポインティサンを嫌ったりしませんよ」
それは本心だ。
アタシは貴女を嫌いになったりしない。
常に貴女の幸せを願っている
と言うのに、目の前の彼女はずっと泣いている。
アタシは貴女の涙を止めることもできない。
悲しい時や辛い時には泣けばいいと言ったけれど、
これは違う。
悲しい、辛い?
そんな甘ったるい言葉では表現できないものだ。
懺悔するように頭を下げて泣きじゃくるポインティサンは
少し触れただけでも砕け散りそうな儚さがあった。
隊長とはいえまだ子どもだ。
こんな小さな子がこんなになるまで……
虚圏で何があったのか……
藍染の目的は恐らく。
ポインティサンを精神面で壊すことだ。
そしてこの自分。
「アタシに刀向けたことならもう気になさらないでくださいッス。こっちもポインティサンに刀向けました。おあいこッスよ?」
「それだけじゃ……ないんです……」
しかしその先なにも話さない。
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藍染とのこと、罪悪感があった。
きっと、嫌われてしまう、でもその理由は述べたくない
私の胸の中にしまっておくとはち切れそうなことで
私はただ涙を流すしかなかった
涙が全て洗い流してくれる、そう思ってただ泣いた。
浦原さんの優しい匂い
それが妙に落ち着いた
意外としっかりした体
温かく強く抱きしめられた