第29章 現世戦力一掃命令
己ごと六杖光牢で縛った
「すいませんねぇ、こうでもしないとポインティサンに近付けないもんで。」
額に指を当てた
すると、ポインティサンは力なく倒れ込んだ。
身体を支え、六杖光牢を解く
しびれ指
身体を麻痺させる技だ。
少し強めにかけた為、呼吸を確認したが問題無かった。
横抱きにして地面へ降りていく。
「……これは」
ポインティサンの太腿の所に
"0"という刺青があった
これは恐らく、破面の番号と同じ意味を持つものだろう
ポインティが虚圏でどんな生活をしてどんな想いをしていたのか。
この番号を入れられた時の気持ちは如何なるものだったのか。
自分の想像など、想像に過ぎない。
ポインティが経験したことはアタシには計り知れない。
ポインティサンを倒山晶に隠しておいた肉体に戻した
「さぁ、帰りましょ。」
恐らく、尸魂界から派遣が来る頃だろう。
その前に、このブレスレットをどうにかしてあげなければ。
「ポインティサン、少し眠っててくださいね」
睡眠薬がない今、安全に気絶させる方法は白伏しかない。
白伏を行って気絶させた。
--
「おい、その女、ポインティじゃねえか!」
「帰ってきたの?」
「そうッスよ。帰ってきたんです。……テッサイさん。よろしくお願いします。」
「かしこまりました、浦原殿。ささ、部屋の中へ。」
居間の隣の部屋に布団を敷いて寝かせる。
ブレスレットに触れると弾かれた。
「…特別な霊子でコーティングされてますな。しかしブレスレット自体は頑丈なものではありません。」
「じゃ、ポインティサンが目覚める前にブレスレットを外す方法を見つけなければなりませんね。」
「大丈夫ですか、浦原殿。少しお休みになられた方が……」
「大丈夫ッスよ。ポインティサンが戻ってきた。それだけで…アタシは……」
「本当に救えんやつよのぅ、お主は。」
人間状態の夜一さんがいた
「井上とポインティが虚圏へ行ってからまともに休んでいなかったじゃろ。そんなんでは身がもたん。ポインティが帰ってきたんじゃ、だから少し休め。喜助。」
「夜一さん……」
「あたしが、傷の手当しますから……」
雨が救急箱を持ってきた。