第28章 私は私らしく
この人は知ってる
自分の生命は藍染のものだ
明日殺されるかもしれない。
もし、このまま決戦になったとしたら
ギン隊長は尸魂界の隊長格相手に戦うことになる。
そうなれば……
もしも、藍染が負けた場合、ギン隊長は生き残ったとしても中央四十六室によって裁かれる。
たとえ、藍染の敗北の理由が自分だったとしても
「最後なんて言わんとってください……」
「偉い可愛らしい口調やね?」
「私が住んでる所が西よりなんです。」
「これは蓮美ちゃんには無かったことや。」
「そうですね。」
隊長がぽんぽんと私の肩を叩いた
「ポインティちゃん。自分が何者かとか、難しく考えんでええんよ?"何者でもない"それが答えでもそれが自分なんやから。」
「……私はギン隊長を失いたくないんです。だから最後の言葉にしないでください。」
「はぁもうほんまに。ポインティちゃんに嫌われよう思って隊を抜ける前に色々したのに……失敗やったなぁ。」
「…やっぱりギン隊長は優しい」
ギン隊長を慕う私が傷つかない様に、嫌われることをした
「ボクが優しい?面白いこと言うなぁ。」
「私が傷つかない様にわざと嫌われようとしたじゃないですか」
「せやけど、なかなか酷いことしたやん?」
と、腹を指さした。
「あの時もわざと急所外しましたよね?それに蹴った理由も刃から指を離させて刀を引くことで私の指が無くならないように。一瞬塵化して伸縮するとはいえ、小指くらいならぽろりといきそうですもの。」
「ネタばらしってよくないで?」
「じゃ、続けます。」
と私は少し口元を上げた
「謀反前夜。私が中央四十六室に行こうとした時に、白伏で気を失わさせたのも、あの時に中央四十六室に向かっていたら"早すぎる段階で"全滅した中央四十六室を見ることになる。死んだと思われていた藍染 …様と鉢合わせする可能性だってあった。そうなれば私に命は無い。それに、目を覚ました後に、ギン隊長を追うことも分かっていたから私を幽閉した。私の命を守る為に。斬魄刀の隔離はもしかしたらギン隊長の命令では無かったのかもしれませんが……」
「ぜーんぶお見通しでかっこわるいな。……藍染隊長に口添えしたんや。ずーっと拘置所おってくれたら、ルキアちゃんの処刑されるとこ見んで済むとも思ったし」