第25章 Number:
月光に照らされる2人の姿
普段の行動は大人びているポインティちゃんだが、今はただ恐怖に怯える子どものようだった。
引き締まった長い足、身体は曲線を描いている。
ポインティちゃんの体の線がより美しく見える丈の短いワンピースがそれを引き立たせる
藍染がポインティちゃんを抱き寄せ頭を撫でる。
しかしポインティちゃんは硬直している。
藍染さんがなにしはるんか知らんけど、
もしかしたらポインティちゃんの経験したことない恐怖を味わうことになるかもしれへん。
突然名前を呼ばれて
"邪魔だ"
と言われた。
ボクが外に出ようとした時、ポインティちゃんは瞳に涙を溜めて助けてと懇願するような表情を見せた。
あぁ、なんて無情なんやろ。
ボクはそのポインティちゃんの見たことない表情を見てどつすることもできなかった。
「ご免な……」
ふと掌を見ると、腕を組んだ状態で爪を立てすぎて血が出ていた。
扉の向こう側からポインティちゃんの助けてという声が今にも聞こえてきそうだ。