第25章 Number:
花月と風花が大体話し相手になってくれる
『ポインティ、痩せたんじゃない?』
「ほんと~?肉体が痩せるって嬉しいな。さっきこの身のまま霊力使ったからかな?」
肉体は私の部屋に返されていた。
着脱が自由にできる装置も一緒に置いてあった。
『肉体のまま霊圧使えるならわざわざ霊体になる必要なくない?』
「肉体のままだったら瞬歩した時に身体裂けちゃうよ。霊子で守ればいいけれど。それに鬼道だって大きい番号のは詠唱しないと威力弱くなりそうだし。」
『肉体のままだと体は脆いし、霊力もある程度遮断されるから霊体にならないとまともに戦えないってことですね!』
「あとほら、肉体は一応親元に置いときたいし。今回は浦原さんが義骸を用意してくれてるはずだから…ささこがなんとかしてくてると思う。」
トントン、と音がしてギン隊長の声がした
「入るで~」
「もしかして……」
「遅なってごめんな。うん、お呼び出し。」
「あ、待ってください、ちょっと着替えたい。」
背中の大きく空いた短いワンピースだったので何かを羽織ろうとクローゼットを漁った
今着ている服とセットで着るものと思われるロングコートのようなワンピースを上から着た
いつものように髪の毛を横に結ぶ。
「ごめんなさい、お待たせしました。」
「ほないこか」
すると書斎を通り過ぎた
「ここじゃないの?」
「自室に連れてきて欲しいんやて。」
しっかり警備もついている一番奥の部屋
「ここですか?」
「せやで」
気が重い。胸が苦しい
「連れてきましたよ。」
「失礼します。」
部屋は一際豪華……ということもないが、綺麗に整頓されている広い部屋だった
奥の大きな扉は開かれていて虚圏を見渡せるようになっている。
そのテラスのようなところで藍染は待っていた
「遅くなって済まなかった。飼い猫のしつけをしていてね。」
「いえ…」
恐らくあの2人の破面の事だろう。
「こちらへ。」
私はテラスまで歩いた
「たまには外の空気も吸いたいだろ?」
空は暗く、地は白い。
空気は澄んでいるわけではない。
私は地の果を眺めていた
「先日、現世を襲撃した際の映像を見てたら面白いものが見れたんだ。君は虚化が出来るんだね。」