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【BLEACH】

第4章 Prologue:始解


私は男性たちに体を向けてじっと見ている。これは記換神機が必要かな。

「私のことを見えます……?」

少し間があって女の子が先に答えた。

「はっきりと見えてます。」
「あんなの俺だけでジューブンだったのに」

記換神機、使っとくか!

「いやーお見事っスね!!虚を数秒で倒しちゃうなんて~」

扇子をパチパチ叩きながら帽子を被った男性が笑った。

「虚のこと知ってるんですか!?」

そういえば、なんだか虚を見ても狼狽えてなかったし、この女の子に関しては無表情だし……

「もしかして尸魂界の関係者ですか?」
「……アタシはしがない駄菓子屋の店長ですよ。」
「お困りの際は、浦原商店へ来てくださいね。」
「じゃあ行きましょう。まだまだ揃えなければならないものがたくさんありますからね~。では、失礼致します。」

帽子を軽く触って歩き出した。

「また調達かよー」

男の子が駄々をこねると女の子が首根っこをつかみ、男性の背中にぴったりとくっついて歩き出した。

「あっ!私も戻らないと!!」

私もルキアの元へ戻った。

虚の気配がしたからか、ルキアが死神の姿になってこちらへ向かってくれたお陰で場所がわかった。

「虚はどうした?」
「倒しました!」
「早かったな。店には入った。義骸をおいてきてあるから問題ないぞ!」
「じゃ行きましょ!」

この時の男が何者だったかなんて当時の私には疑問にも感じなかった。



シフォンケーキを食べ終えたあと、ルキアと別れた。

「ルキアちゃん!また来るね!」
「今度会うときはポインティが正式な死神となってからだろう。頑張るんだぞ!」
「はい!」

ルキアは1人で現世で任務に就いている。話し相手もいなくて孤独だったのだろう、朽木隊長の妹ということを感じさせない程私と一緒で楽しそうだった。


穿界門が開かれる。

「乱菊さん!」

地獄蝶を肩に乗せた乱菊さんが迎えに来てくれた。

「お迎えに来たわよ~」
「あ、これ現世のお土産です!」
「やだぁ気が利くじゃない。」

私はそうして尸魂界へ戻るとすぐにまた実家へ引き返すように言われた。

死神でない私は地獄蝶を扱えない。
私が拘突に襲われないようにと、率先して送り迎えをしてくれる人たちがいる。

こういう時、みんなの優しさに嬉しさを感じつつ、早く一人前になりたいと思った。
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