第24章 月下の檻
「ポインティちゃん!!!!」
藍染の足元で崩れ落ちて泣く私の姿を見た織姫さんはその場に立ち竦んだ
「感動の再会だよ。佐伯君」
私はくやしくて、悲しくて、どうすればいいかわからなくてその場で項垂れるしかなかった
織姫さんが私を抱いてくれる
どうしてここに来たの
なぜ呼び出されたの
そんな疑問をぶつけたいけれど、それを聞ける状態じゃない。
織姫はただ、腕の中で泣きじゃくる少女を抱きしめるしかなかった。
暫らくして落ち着いた時、藍染は再び玉座に座って言った
「隊長と言えどまだまだ十三の子どもだ。こうなるのも仕方が無い。君の為に世話係は君がよく知る人物に担当させよう。入りなさい。」
「お呼びですか、藍染隊長…なんや、ポインティちゃんやん、久しぶりやなァ。」
「ギン……隊長……」
いつの間にか扉の前にいたギン隊長の姿
「今日から仲間になった。世話を頼むよ、ギン。」
「そりゃ光栄ですわ。……しかし、藍染隊長、女の子泣かせんのはあきまへんな~」
「泣き止ませてあげるのが世話係の仕事だ。」
「それは難儀ですわ」
と困り顔で言ってみるギン隊長だったがすぐ私を見た。
「あとでゆっくりその子と話させてあげるからついておいで。」
ギン隊長は腕を組んで私を待っていた。
「織姫さんまたあとで、」
小走りでギン隊長の元へ向かう
「ほな行こか。」
長い長い廊下を歩く
「この廊下な、予告無しに通路変わったりするか一人で歩かん方がええで~」
私は俯いていた。
「ここ、ポインティちゃんの部屋。」
無機質な白で統一されているが大きな部屋だった。
「服はここにあるから好きなん着てな。っていうか今から着て?死覇装着てたらここにおる破面がうるさいからな~」
私がこくり、と頷くと
ギン隊長は着替えたら呼んでな、と部屋を出た
服を顔に押し込んで声を殺して泣いた
もう後戻りできないのか?
ママやパパに会えないかもしれない。
20分ほど経って扉を開けた
「ポインティちゃんは何着ても可愛いな~」
白いフレアになったロングドレスのような服
肩はケープ型になっている。