第23章 無情な月の下で
「これではっきりした、ポインティは破面と共にいる。」
「破面には何者にも干渉されなくなる能力、もしくはそのような能力をもつ何かがある、と考えるのが妥当のようですね。」
「まぁ、あらゆる事象から認識されなくなる代物なんて片腕で作れるものだヨ」
「ポインティが拉致されたか、己の意思で破面の元へ行ったか……それはわからぬが、とにかく現世で調べることがありそうじゃ。実家の方もどうするか考えなければ……日番谷 先遣隊。」
「はい。」
「2日間、現世へ行って痕跡を探してくるのじゃ。」
「承知」
日番谷先遣隊は1時間しないうちに現世へ向かった
その頃、浦原商店
「昨日の破面襲撃、あれは囮じゃろうな。」
「はい。しかし、本当の目的とはなんなのか……」
居間で浦原喜助と四楓院夜一が昨夜の破面襲撃について考察を行っている。
「同時刻、尸魂界でも厳戒態勢が引かれていたそうじゃ。」
「一番隊討伐班の皆さんに総本部から緊急帰還命令が来ていたのも気になります。」
2人はその時、自分たちに向けられている久しい霊圧を感じた。
「彼奴……変わらんの…用があるならそちらから来いという話」
「アタシが行ってきましょう。」
霊圧の源は商店をでたすぐにいた
「久しぶりやなァ……喜助。」
「お元気そうでなによりですよ、平子サン。」
平子は浦原にあるものを投げた
「これは……!!」
「今朝、その人形が俺らの縄張りに落ちとったんや」
「落ちてたんじゃない!!!あ、浦原さん!!!良かったぁぁぁ!!!」
その人形、声。浦原には見覚えがあった
「ポインティサンのソウルキャンディの……」
「せやろと思た。ハッチ曰く、昨夜一瞬だけポインティちゃんの霊圧感じたそうや。詳しい話はその子に聞き。」
平子が立ち去ろうとする。
「平子サン達はどうするんスか」
「"達"な…縄張り荒らされんのは癪に障るしなァ。俺らは俺らで動く。」
「そうっスか。」
「なんや、それだけか。」
「……」
「そんな怖い顔すんなよ。俺はポインティちゃんに余計なこと吹き込んでない。けどな、ひよ里に訊いてきたらしいで。"ポインティ"のこと。魂魄の記憶が戻ってきとんちゃう?」
「平子サンもそう思っているんスね。」
「それしか考えられんやろ。」