第22章 崩玉の制御
「ポインティサンが気に病むことじゃぁない……その可能性があるとわかってて阻止できなかった…アタシの責任ッス。」
「違う!!喜助さんのせいじゃない!!!」
思わず声を荒らげた
浦原さんが驚いた顔をしている。
そして私はあることに気が付く。
「は……っ」
思わず目を泳がせた
顔が熱くなる
「ごめんなさい…名前で…呼んでしまって」
あぁぁ、恥ずかしい、なんでこんなこと……
「い、いえ、咄嗟に出ることはよくありますし、別に悪い気はしないんで気にすること無いッスよ。」
「あの…………でも、、本当に浦原さんが責任感じること無いです。織姫さんの能力が狙いなら簡単には殺されないだろうし、藍染を倒して織姫さんを救わなければ……」
「そうッスね、四月と思っていましたがそうも言ってられないみたいっスから……やれることはやりましょうか。」
そう言って、浦原さんは研究室へ向かった。
浦原さんが研究室に閉じこもる日々が続くことになる。
織姫さんの話を聞いた夕方、虚退治をしていたらよく知った霊圧が近付いてきた。
「なぁ、ポインティ!ポインティ!!」
「一護……」
随分とやつれた一護の姿があった
「なぁ、尸魂界は井上のこと、見捨てたんだろ…お前はどうなんだ。」
「私は護廷十三隊の一番隊隊長だから……。」
今すぐにでも救出したい気持ちはある。だけど……
「お前、人間なんだろ。……隊長とか言ってないで……自分の意思で」
「『一緒に虚圏へ行って織姫さんを助けよう。』そう言いたいのね。」
「あぁ!お前と俺だったら、きっと破面だって」
「なんにもわかってない」
一護は呆れたような私の声色に驚いた様子だった
「私だって織姫さん助けたい。だけど、一護のソレは最善ではない。」
「でもお前がいれば……」
「私と一護、チャドさんだけで藍染の統治下、成体の破面が蔓る敵陣を突っ切るなんて負け戦。貴方達がルキアを助けるために尸魂界へ侵入した時とは訳が違う。それに、貴方が誰かの力を借りるなんて……『お前がいれば』?つまりそれって、私に頼ってるってことよね。そんな心持ちの貴方とは戦えない。」