第22章 崩玉の制御
「あの時、アタシの為に鬼道を放ってくれたんッスよね」
浦原さんがヤミーの虚弾に殺られて、私は咄嗟に鬼道を使った。
衝動的にしてしまい、周りが見えてなかった為ワンダーワイスに気が付かなかった。
「ありがとうございます……アタシなんかの為に攻撃したせいで、大事な顔を傷つけることになってしまった……すいません。」
頬に置いた手の指をゆっくり動かした。
「浦原さんが謝るのはおかしいですよ。これは私のミスなんです。鬼道も外しちゃったし。当たってたらかっこよかったのにな~」
浦原さんは口元だけ少し緩ませた
「ここも、よろしくお願いします。」
「かしこまりました。……失礼します。」
顔の傷は痕は残らないように治療してくれた。
暫く松葉丈を借りて絶対安静になった。
『隊長!!そのお怪我は!!』
「あはは~ごめんね、やられちゃったわ」
何かしらの都合で今、現世には行くなと命令が下り、リンが来れなくなったという。
『隊長が怪我を負うなんて…』
「私だって怪我するよ~」
『安静ってことは暫く前線に出れないんですか?』
「そうなるね。だから次の派遣は2人来てもらえるかな。」
『レンに伝えておきまーす。』
「リンは仕事しないのね」
『あれぇ?電波わるいから聞こえませんね~』
「いや、電波じゃないでしょ。鏡だもの。」
『あ、れ……き、こえな……お大事に』
鏡は私を映している。
「リンってば……」
私はそのまま睡眠に入った。
ほんの三日程経った時、事件が起こった。
突然、先遣隊の霊圧が消えた。
その異変にリンに連絡を取ると、浮竹隊長が現れた。
そして事の顛末を聞いた。
「え、織姫さんが?」
織姫さんが行方不明……
尸魂界の見解では織姫さん自身が自ら破面側についた、そう説明せざるを得ない状況だという。故に助けに向かう事は不可能だと。
「先遣隊には尸魂界の守護についてもらう事になった。一番隊は通常通り頼むよ。」
「わかりました。」
部屋の外で話を聞いていた浦原さんに問うた
「……ウルキオラが調査してたのって、織姫さんの残留霊子だったのかな」
「そうでしょうね…藍染は人質、なんてマネしないでしょうし、きっと織姫さんの能力に目をつけたんでしょう。」
「どうして気が付かなかったんだろ…」
私は頭を抱えた