第21章 藍染の思惑と記憶のノイズ
「阿散井サン、アタシに訊きたいことがあるんスよね?アタシは今までめんどくさくて のらりくらりと逃げ回ってましたが、ここらで1つ取引しませんか?阿散井サンが3ヶ月ウチで雑用係をやってくれれば、どんな質問にもお答えしましょう!」
「しゅっ…修行の相手は雑用じゃねーだろ!」
「雑用っスよォ!手間も命もかけることには変わりないでしょ。それとも訊きたいコト訊くの諦めますか?」
「…わかった。やってやるよ!」
「じゃあ早速お願いしますっス!」
そんなこんなで、2人は修行をしている。彼らにも件話は伝えるべきだし、浦原さんもきっとその様子を見ているだろうから、勉強部屋に降りる。
嫌々してた割にノリノリな恋次を横目に浦原さんに声をかけた。
「あの」
「はい、なんでしょう?」
直子さんの言ったことが頭を過ぎる
頭をふるふると振り、話しかけた
「話があります。みんなにも。」
「じゃあ、ひとまず休憩にしましょう。」
夜一さんも呼んだ。
皆が私の周りを囲む様に立った
「先程、総隊長から緊急回線がありました。」
内容を話す。
その都度、浦原さんがチャドさんにもわかりやすく解説を入れてくれた。
全て話し終えた時、チャドさんは直感で大変な話だと感じ、恋次は私たちと同じような反応だった。
夜一さんは目を瞑っている。
一方、浦原さんはやけに落ち着いていた。
「四ヶ月、各々鍛えて襲撃に備えろとのことでした。」
「解りました。茶渡さん達はこのまま修行を続けて下さい。ポインティさん…井上さんをココに連れてきてくれません?」
「え?どうしてです?」
「喜助、その任、儂が受け持とう。なにもポインティにさせる必要など無い。」
「お願いします、夜一さん」
私はぼーっと浦原さんを見ていた
しかしそれに気付かず、真っ直ぐ、修行する彼らに視線を向けている
「…ポインティサン、多分今から辛い現場に居合わせることになります。上へ上がるなら今のうちッスよ。」
どういう現場だろうか。
織姫さんに関係のあることなのはわかるが、気がつけば織姫さんが下りてきた
「……アナタはそこに座っててくださいね。」
浦原さんは私の座っている位置から織姫さんを遠ざけた