第21章 藍染の思惑と記憶のノイズ
「それだけでも摘出できない?浦原さんの装置使って」
「できるか出来ないかは浦原喜助の技術次第。でも、あんまりオススメはしないわ。だって、取り出した所で保管はどうするの?破壊も出来ないわけだし。だから浦原喜助はコレの隠し場所に魂魄を選んだんでしょ。」
確かに、ここが一番安全な保管場所であるというのもわかる。
「崩玉が覚醒するまではまだ四ヶ月はかかるだろうね。でも融合はし続ける。早く決めないと手遅れになるよ。崩玉の力を手にした藍染を相手にできるのは同じく崩玉の力を利用できる者と私は思うからこのままの方がいいと思うわ。」
「摘出しない方が、いい?」
「コイツ、そんなに悪いもんじゃないけどね~。」
と崩玉をコロコロ転がす。
「貴方は、黒崎一護や仮面の軍勢とは似て非なるもの。内なる虚なんて、平子真子は呼んでいたけど、私は崩玉により、貴方の死神としての限界強度を突破して得た力。たまたまそれが虚としての力だっただけ。死神と虚の二面性でなく、どちらもあなたの力。わたしはあなたの中にある虚としての力なのよ。」
「魂魄の持つ記憶、これから先もっと思い出すことになるわ。アタシは貴方に魂魄の記憶の鍵を開けてしまった。周りの者は蓮美の転生者である可能性があるからできるだけ鍵を与えないようにしてたみたいだけどね。」
蓮美のことも浦原さんのことも知ってて、関わってた人もいるのか、、、。
「あぁぁぁ!!どうやって浦原さんと顔合わせりゃいいんやぁぁー!」
現実世界で1人で悶えているとリンがやって来た。
「……隊長?あの~総隊長より通信が来るみたいなので織姫さんの家に集まってって連絡来まし」
「わかった……いぐ……」
何故か織姫さんの家に大きなモニターが設置されている。
「ってなにこれ?!」
彼女の留守の間に設置されたらしい。
「うわぁっ 、お待たせしました。こちら技術開発局通信技術研究所です」
「一番隊隊長 佐伯ポインティです」
「十番隊隊長 日番谷冬獅郎だ」
「はい、お繋ぎいたします」
画面が切り替わると総隊長がモニターに映った
「今回、緊急に回線を用意してもらったのは他でもない。藍染惣右介の真の目的が判明した」
鼓動が高まる
「藍染の真の目的?」
「如何にも」