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【BLEACH】

第21章 藍染の思惑と記憶のノイズ



私は勉強部屋にこもり、精神を内なる虚に集中した。

「ポインティから来るなんて~ねぇ?」

王座の様な椅子で脚を組むグラマラスでファビラスな女がいた。

「あの~灰になって凍ったあの虚で間違いないんですよね?」

女は不敵に笑う

「ええ。あの虚よ。アンタが女だから、私もこんな姿になったのよ?ま、随分綺麗になったからいいんだけどさ。」

「なんとお呼びすれば…」
「お好きにどーぞ。」

ぱっと見た感じの名前です決めた

「……じゃあ…直子さんで。」
「なぁに?その名前。」
「なんとなーく」
「ま、いいわ」

私は兼ねての疑問をぶつけようとした

「……ふふっ、話さなくてもわかるわ。私を制御する時に見えた尸魂界のことでしょう。」

肯定するより先に話し始めた。

「あれは、アンタの魂魄の記憶から創り出した幻覚よ。」
「魂魄の記憶?」
「ほら昔は、色恋沙汰とか、親子とか、敵対相手とかのことを示す時『前世からの因縁』とか言ったじゃない?」
「へー」
「行ったことないのに懐かしいと感じる場所とかない?『もしかしたら前世はここに住んでたんじゃないか?』なんて、冗談言ったりするでしょ」

確かに、そういう感覚はわかる気がする。

「本当にそうであることがあるの。肉体が滅び、魂魄となって尸魂界で暮らし、新たな肉体を授かって現世で生を受ける。勿論、尸魂界以前の記憶は転生したら消えてしまうものだけど、魂魄自体は記憶しているのよ。」
「もっと噛み砕いてください。」
「前前世→尸魂界→前世→尸魂界→現世→尸魂界→来世→つまり、肉体は滅んでも魂魄の核は半永久的なのよ。わかる?」
「わかった、半永久ってのは、尸魂界で死ぬか死神になって死んだら魂魄は霊子となり、輪廻が終わる。つまり、死神にならない、尸魂界で死ななければ永遠に続くものだと。」
「そういうことだよ。現世での記憶は脳と魂魄に同時に記憶される。肉体が滅べば脳に刻まれた記憶が消えるけれど、魂魄に記憶されたものは魂葬されても大部分を思い出すことはできる。しかし再び現世へ転生される時には魂魄は一度霧散して霊子となる。核をもつ霊子が周囲の霊子を取り込み魂魄として再構築される。その時に前世の記憶、尸魂界での記憶も消え去る仕組みになっている。」
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