第19章 揺らぐ想い
「あっ……えぇ……と……」
浦原さんは不思議そうな顔をした
「あ、何か用でしょうか……」
「本当に怪我はありませんか?井上さん達の方が重症だったんで、改めて聞きに来たんっスけど……そしたら膝に手をついてたんで声をかけさせてもらいました。」
「破面とやりあった時に怪我はしてません。ちょっと疲れて。息を整えてただけです。心配かけてすみません。」
「自分の身体を休めることも修行の一つッスよ?」
「心得ます。」
まだ息が上がっている。嫌な汗もたくさん出てる。
すっかり忘れていたが昼間、熱っぽかった。
斬魄刀を床に刺して立ちくらみに耐える
「ポインティサン」
「……はい」
「失礼します、」
浦原さんは突然消えたかと思うと、私の目の前に来た。
驚いて後ろにのけぞってよろけたのを支えてくれた。
そのままゆっくり私は座り込む
「目で追えて無かったッスよ?」
そう言うと私の額に手を置いた
ひんやりした大きな手だ。
「やっぱり……熱あるんっスね。顔も赤いし、目が虚ろだ。自分で気付かないはずないと思いますけど。いつからです?」
「……今日の昼からです。」
「じゃあ破面が現れた時にはもう具合悪かったんスね。……仕事ととは言え、そんな状態で戦うなんて無茶にも程がある。……いえ、アタシもその時に気付いていればよかった、申し訳ない」
なぜ浦原さんが謝るんだろう。
「良くなるまで虚退治は黒崎さんに任せましょ。」
「……でも一護はあんなんだし」
「石田さんもいるんでなんとかなるッスよ。」
「…うちからもすぐに応援呼びます。」
「是非そうしてください。」
浦原さんは私をひょいっと抱き上げた。
「…お、重いですよ?!」
「支え無くては立てないんスよね?」
見透かされていたということと、普段あまり見えない帽子の下の顔が良くみえる事と相まって恥ずかしい。
「あれ?顔がまた赤くなりましたね~?アタシ、そんなにイケメンっスか~~?」
「っ!!」
「なんですか~その反応~?本気になりますよ~?」
私は精一杯目を逸らした
どうしてこんなにドキドキするの
どうしてこんなに優しいの
どうしてこんなに嬉しいの
どうしてこんなに悲しくなるんだろう
その状態で私の部屋に上がると義骸に入るように言われた