第19章 揺らぐ想い
男が腰に携えてた刀に手をかける
「こんな奴相手に斬魄刀を使うのかぁ?」
斬魄刀ってことは始解があると考えるべきだろう。
刀を手に出した。
「先行は譲るんだけど、どうする?」
「では……」
一瞬のうちに目の前に現れた為、受け止めた。
「…びっくりした!」
素早い斬撃が繰り広げられる。お互い引けを取らないが私には周りを見る余裕があった。
大男の攻撃が間近に迫っているのに逃げずに左目を抑え、一護が伏ている。
「一護!!」
「余所見をしていて良いのか?」
一護は未だ動かない
「ハッ!!何だか知らねえが急に動きが止まりやがった!!死ねッ!死ねガキがッ!!」
倒れている一護に拳を叩きつけていく
「終わりだガキ…潰れて消えろ!!」
「花月!! 」
土から這い出た太い蔓が大男の腕に巻きついた。
「破道の八十八【飛竜撃賊震天雷砲】」
鬼道を放ち、整った顔の破面との距離を取った後、一護の前に立ち、蔓を引きちぎって振り上げる男の拳を刀で受け止めた。
「一護!どうしたの?!」
「くッ……」
立とうとする意識はあるが、身体が追いついていない。
「戦えないなら邪魔。織姫さんとチャドさんを連れて引きなさい。」
「…た、戦える……戦える!」
と苦しそうに振り絞った声はうめき声に変わる。そうしてるうちにも大男は拳をさらに刃に押し付ける
「……守護せよ雷月」
刀から稲妻が走り、大男は飛ぶように仰け反った。
「なんだ?今のは、静電気か?ははっ、てめぇで食らってるじゃねぇか。隊長ってのはこんなもんかよ。さっきの貧弱な蔓も俺を拘束するにはしょぼすぎたぜ。」
「ええそうね。」
そう言って、もう一人に目をやった。
「……攻撃のチャンスかなりあったと思うけど何故攻撃してこなかったのかしら。」
「命令の反中ではない。」
「無闇に殺しに来たわけじゃないってわけね。」
「俺は殺す!!」
「ヤミー命令を忘れるな」
「うるせぇ…命令なんか知るかよっ!」
「やめろヤミー!」
精悍な顔つきの男が止めるもヤミーと呼ばれた大男は攻撃を続けようとした。
私はその時、近づく霊圧を感じた。
「どぉも~遅くなっちゃってスイマセン」