第19章 揺らぐ想い
朽木隊長から、手渡され私は奪い取るように写真に触れた
その瞬間
「……なぜ兄がこれを持っている?」
私は固まってしまった。
答えられない
「もう一度問う。なぜこの写真を兄が持っている。」
「雛森さんにおつかいを頼まれて家に行ったのですが……その時にバタバタしちゃって……もしかしたら紛れてしまったのかな……」
「この写真を見たのか。」
「……見ました。」
驚いた。本当に驚いた。
「世界には3人、自分に似た人がいるって聞きますけど、本当に似すぎですよね~いやぁ、驚きました!!!」
雛森さんの隣に写ってたのは
淡い桃色の着物を着た私にそっくりな女性だった。
「……そうか。」
と言って朽木隊長はその写真を懐に入れた
「これはこちらから雛森副隊長に返しておく。」
「え、いや、それは大丈夫です!私から返します!」
朽木隊長は背を向け歩いていった。
「朽木隊長、朽木隊長はその方をご存知なのですか!」
「だったらどうだと言うのだ。」
「その方、誰なんですか?顔似すぎだし、どこか他人に思えなくて」
「その質問には答えられない。」
と言い残して長い廊下を歩いていった。
写真に写っていた女性
暗がりでよく見えなかったし、
彼女は一体、、