第18章 それぞれの準備
唇と唇が重なる
「……!?!?」
はっと、気づくと平子さんやひよ里が見えた
顔に違和感がある
「お、よぉ似合うとるで。」
と、平子さんが手鏡を出した
私の顔に仮面が張り付いている
顔の下の部分、鼻から顎を覆うようにして髑髏のような仮面。
顔の上部分だが、皆と違い、私は右目の周辺にのみ骨のような仮面がある。
露出した左目は黒い。
「なんや、マジシャンにこんなやつおるよな。」
「えぇ…こわ!そうか、声もなんかおかしい…うわぁ……」
「はっは~そんだけ落ち着いて話せるんなら問題ないわ。ほんならその状態で、どれだけ持つかまた楽しい楽しい殺し合いしよか~」
虚化の状態で戦う。
驚くほど力が出る。
思ってる以上の力だ。
…………楽しい!!!
「ハッチ!!」
「ハイハイ」
突如、私は鬼道の術で捕縛された。
そして平子さんが私の仮面を剥がした
「……っ!!!」
「痛かった?すまんなぁ。」
「ハァハァ………夢中になってた……」
「せや、ポインティちゃん暴走状態では無かったけど、のみこまれそうやった。わかるな?」
「なんだか、とっても楽しくて……」
「理性飛んでたんや。ローズ、何分やった?」
「5分だね。上出来だよ。」
「せやな、上出来すぎるほど上出来や。」
身体が重くて、だるい。
限界を知らない間に超えたような
「もう一回や、ポインティちゃん。」
「……はい」
拘束が外れる。
顔に手を当てる。
ゆっくり仮面が出てきた。
「再開や。」
またしても体から力が湧き上がる
「ポインティちゃん、そのまま始解してみ!」
平子さんも仮面をつけた
「守護せよ水月!」
「ええで、攻撃して」
水月の攻撃は普段の何倍もの威力だ。
それに、虚の霊力も移っている。
「…優秀な子で安心やァ。いくで?」
平子さんが虚閃を放った
私は刀の先に力を込めた
そこから発射される黒い霊圧
「はは……虚閃で相殺か。」
「虚の霊力を圧縮して飛ばす、それが虚閃ですよね。」
「口で言うのは簡単やけどな、やるん難しいんやで。……ま、ポインティちゃん霊力の扱いアホほど上手いからおかしい事やないか。」