第17章 隊長として、死神として
「やります。」
リンが言った。
「やります。レンもやるでしょ。」
「……もちろん。」
「では、今日から卍解習得に取り掛かってください。私も手伝います。」
「はい!」
「そして、これは私からの命令です。涼風レミリア五席、東雲龍華四席、貴方たちに冬までの卍解習得を命じます」
「わかりました。私もやります。」
「やります。…武者震いしてきやがった」
「あれ?蓬莱三席は……」
「蓬莱天月三席、貴方は卍解習得していますね。」
「はい。」
「うっそー!!」
「どうして教えてくれなかったんですか!?」
「言う必要ないかな~って。それにちゃんと扱えるわけじゃないし。」
「蓬莱三席は卍解を扱えるようにして下さい。」
「わかりました。」
「そして、隊員全員に回動を教えます。ここにいるメンバーで、少しでも回動を使える人物は?」
レミリアちゃんと天月ちゃんとレンが手を挙げた
「最低限、己の応急処置ができるくらいまでには扱えるようにしてもらうつもりです。」
「とはいえ、回動は霊力を上手く扱える者でなければ難しいのでは?」
「貴方達は特別枠で入ったので知らないでしょうが…ここへの入隊審査は他の隊より厳しいものにしました。受験資格を持つ者は始解の習得者に限る。鬼道を使いこなせる。これに関して具体的に破道、縛道、50番台以上を扱える。他にも色々。ここの隊員は他の隊よりも優秀な人材ばかりです。……回動もきっと問題ないでしょう。」
一番隊の中でも特化した能力ごとに組織化している。
「涼風五席が課長を務める【情報技術課】、東雲四席が課長を務める【戦術研究課】、鏡山リン副隊長が班長を務める【剣術班】、蓬莱三席が班長を務める【鬼道班】、ここにいないけど、蜂美鈴六席が班長を務める【隠密行動班】私が隊員に言うよりも、直結の上司にあたる皆が先頭立って、それぞれの課、班の隊員を奮い立たせてください。」
「はい!」
課はそこに所属し、その仕事を従事する
班は日々の鍛錬に加え、剣術、鬼道を高め合う為に作った組織。
隠密機動班は、隠密機動に優れた隊員の育成目的に作った。現役隠密機動第一刑軍副指揮官の蜂美鈴六席が班長をしている。
「総隊長が言う、戦力の底上げって具体的になんなんですかね」
「それは私が決めました。」