第17章 隊長として、死神として
己の応急処置ができる程度の回動の習得
席官、鬼道班は八十番台までの鬼道の習得
全隊員に鬼道五十番台以下の詠唱破棄の威力保持
斬魄刀の始解成熟
戦闘訓練
全隊員現世においての虚退治
「最後の項目はどういう目的で?」
「霊子のない現世において、虚を倒すことで己の実力がわかるはず。ちょうどいい人がいるの。当たってみるわ。1ヶ月に1回行って、鍛錬の成果を感じて欲しい。」
「戦闘訓練ってなにするんっすか?」
先日の光景が脳裏に映る
「本気の殺し合いを行う。」
「本気の殺し合い?」
「どんな修行より本気の殺し合いの方が実戦でも役に立つかなって。」
「……どうやってするんです?」
「例えば2グループ作ります。3日間期間を設けておき、その間のいづれか、他のグループからの奇襲が行われる。……防衛戦と奇襲戦、どちらの戦い方も学べる。あとは、トーナメント方式での1対1での戦闘訓練とか。」
「それ、あの短時間で考えたんっすか?」
「うん」
「すごいっすね。」
「下2つの項目に関しては、全員が回動を身につけてからにするわ。3日のうちにリンはレンに、東雲四席はレミリアちゃんに回動を教えてもらうこと。それから自分の部下へ教えなさい。最低レベルが応急処置だから。それだけで満足しないこと。」
「はい!!」
「それと、みんなに言わなきゃいけないことがある。相手のことがあるからここだけの話にしてほしいんだけど」
崩玉の力で死神から虚の領域に足を踏み入れた事を言った。次に仮面の軍勢について語り、その人たちに虚を制御する術を学んでいることも言った。
「私は真央霊術院を出てない死神だし、そもそも人間だし、たった3年しかここにいない。だから私がこの立場にいることに対して良く思わない人もいると思う。これだけの項目を出して、皆強くなれって上から言いたくない。でも言わざるを得ないのがこの立場。だから私も強くなる。必ず、ここにいる虚の力を己の力にする。」
「これ以上強くなってどうするんすか。」
「ほんと、怖いな~」
「私は隊長よりも強くなる!」
「僕も出来ることをします。」
上官会議が終わると、皆目の色が変わっていた。
私も負けられない。