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【BLEACH】

第16章 自分に勝つ



水月の声が聴き取りにくい

『その世界 虚が 見せてる幻』

「私の中にいる虚が見せてる幻ってこと?」

『1時間以内に虚を倒せなければ…貴方は……』


水月の声が聴こえない。

「守護せよ 花月」

花月を土に刺す

地面に花が咲いた



「斬魄刀は無事か。」



「こんな所でなにしてんの?」

振り返ると

私の知る彼よりもちっさな人がいた
死覇装は着ている。


「ギン…隊」
「その刀は?」
「……あ、これ」
「ポインティちゃん、死神ちゃうんやろ?なんでそないなもん持ってんの?」

確かに、私、死覇装じゃない。

「なんや、今日のポインティちゃん変やな。」
「……何してるの?」
「ちょっと頼まれ事。」
「ギン」

遠くからあの人の声が聞こえた。

「藍染……!」
「やめときや、あの人に歯向かったらアカン。」


小さなギン隊長は藍染の方へ向かった。


あの人たちに着いていきたい思いもあったが、私は瀞霊廷から出た。


瀞霊廷から出ると所々空間が歪んでいた。


「……?」


そこに手を触れるとどこかに繋がってるようだった。


「ポインティサン、何してるんスか。」

振り向くまでもない、浦原さんだ。

「その刀……どうしたんですか……」

何も答えられない。
なぜだかこの人を傷付けたくない。
それに、この場にいたいと強く望んでしまう。

『ココにイレバオマエの魂ガ望ムモノが得ラレル』

声が聞こえてくる。

『ココにイタイと望メ……』

思わず頭を抱えて座り込んだ

『ソウスレバ、コイツト共二イラレル……』

「ポインティサン?ポインティサン!?」
「嫌だ…嫌だ…嫌なのに……なんでなんで」

この場にいたい、

この人の傍にいたい

そう強く思ってしまう

「嫌だ…なんで……なんで…………」

浦原さんが不意にぎゅっと抱きしめた

「僕は君の傍から離れない。」

その言葉は魔法のように安らぎを与えた。

『ソレデイイ、ソレでイイんだ。』


しかし


視界が黒く染まる

「…え?」

顔に手をやると陶器のような物が顔を覆っている


直感した、これは仮面だ。

私は浦原さんを投げ飛ばした


そして空間の歪みに向かって走った


浦原さんの声は空間の中に響いて来なかった。

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