第16章 自分に勝つ
「すんません、夜一さん、ポインティサンを隊舎で休ませます。」
「おうおう、そんでもって仲良ししてこい!」
「ちょっと夜一さん、冗談が過ぎますよ~」
私は浦原さんに手を引かれて十二番隊隊舎へ向かった
「ポインティ、久しぶりやん。」
と声をかけて来たのは死覇装姿のひよ里だった。
「何、驚いた顔しとん?ウチがここおったらおかしいんか?」
「えぇ……どういうことなの……」
「変なポインティやなぁ。」
「僕もいるんスけど?」
僕!?
「お前なんかポインティのおまけみたいなもんやろ」
「えぇ、酷くないっすか。」
「……あ、この霊圧、隠れたろ!」
そういうとどこかへ走り出した。
「平子さん?」
霊圧の感じ的にそんな気がした。
「もう平子隊長の霊圧感知出来たんスか~」
確かにまだ距離はあるし、そんなに霊圧バンバン放ってるわけじゃないけど…
ひよ里は感知出来たし、おかしくはないような……
「…おぅ、ポインティも一緒かいな。」
髪長っ!!!
サラサラ!
髪長っ!!
「…ど…どうも」
「はいこれ、頼まれとったしょるっっ!!」
「ミラクルハイパーひよ里キィィィック」
ひよ里が平子さんの顔面を蹴り上げた。
さっき消えたのは助走の為……
「こんのやろぉ……」
「ハゲノロマ!!」
「書類ありがとうございました~」
私は手を引かれて中へ入った
「いいんですか?あれ。」
「いつもの事ですよ。」
廊下を歩いていく。
隊長の休憩室に通された。
八畳ほどの和室の部屋に本棚やコンピュータが端っこに置かれている
「布団、敷きましたから休んでてください。僕は技術開発局の方にいますから。」
「は、はい……」
「あ、ちゃんと布団は干してありますから、安心してくださいね。」
浦原さんの霊圧が遠ざかった。
私は霊圧を消しながら移動し、それぞれの隊舎を見て回ってわかったことがあった。
ここは101~110年前の尸魂界だ。
「どうしよぉ……浦原さんに言えば何とかしてもらえるかな」
ってか、
「110年前の尸魂界になんで私がいるの!?」
そう思えば幻術の類?斬魄刀を呼んでみよう。
「水月!」
『…ポインティ様』
「良かった、みんな無事?」
『そう…で ない……す。』
「え?」
『よく聞、聞いて……さい。』