第16章 自分に勝つ
目が覚めると川辺にいた。
「あれ?平子さん!平子さん!」
何故こんな所にいるのだろう。
……まさか、さっきの攻撃で死んで
尸魂界へ来てしまった?
よくよく考えたら確かに…尸魂界のような風景だ。
というか……
着物きてるし!!
「ぁぁぁあ!絶対にそうやん……くそぉ!!まじか、あれで死んだんか……!!そりゃ虚閃4つ喰らえば……てか、ここどこや?1~10地区の間にはいたいな。」
「ポインティサン!どうしたんですか、そんなところで。」
聞き覚えのある声だった
黄色がかった髪の死覇装の上に隊長羽織を着た人が走ってくる。
それは隊長羽織を着た浦原さんだった。
「え、どういこと?なんでここに。てかその恰好」
「何言ってるんスか?皆待ってますよ。」
「待ってる?」
浦原さんに連れてこられたのは瀞霊廷内の公園だ。
「よぉ!待っておったぞ!ポインティ!」
「……夜一さん?」
「まぁまぁ座れ、そして飲め!お前もじゃ、砕蜂」
「わ、私は!!」
「良いから飲むんじゃ!」
「……砕蜂隊長?」
「寝惚けてるんスか?ポインティサン。」
「私が隊長なんかになるわけないだろう。」
「おい喜助、最近ポインティと会ってなかったじゃろ?」
「はぁ…忙しくって……」
「だぁかぁらぁ、疲れがたまってるんじゃよ、ポインティは!まぁ飲め飲め!飲めば疲れなんか吹き飛ぶぞー!」
「いや、私未成…」
そんなこんなで無理やりお酒を飲まされた。
が、意外にもさほど酔うわけでもなく。
待てよ、肉体に入ってる状態で死んだならまだしも
死神の状態で死んだのなら私は霊子になるはず。
夜一さん、ショートカットだし、二番隊隊長だし、砕蜂さんは平の死神だし、浦原さんも隊長……
「タイムスリップ?」
「…大丈夫っスか?ポインティサン、風邪とか引いてるんじゃ」
と言って大きな手が額に触れる
「えっその……」
「熱は無いみたいッスけど…顔が赤い…」
浦原さんが私の顔を覗き込む
「瞳も潤んでるみたいっス…具合悪いなら隊舎で休みますか?」
「なんじゃ、あれ如きで酔うとは……お主、まだまだじゃのぅ」