第16章 自分に勝つ
「大丈夫です。霊力は使ってます。」
「55分です!」
「ま、虚閃使わなポインティちゃんは倒されへん言うことや。」
残り5分、虚閃やらなんやらの攻撃を受けた。
交わしたり相殺したりしたが、初めの虚閃が一番効いている
「1時間!」
「っしゃ、後半組下がって怪我の治療や!」
3人になったからと言って油断できない。
さっきまで大人数で広いスペースが使えなかった分や大きな攻撃ができなかった分、遠慮無しに攻撃してくる
氷月を一振りすると氷の刃を伴った吹雪のようなものが出てくる。
風月との合わせ技だ。
風の刃、氷の刃がラブを攻撃する。
氷の刃はべったりと肉体にくっついて剥がれない。
「花月!百花乱刀!」
白の身体を無数の刀が包む。
そのまま身体を切り刻む
「……すまんなぁこのままやったらうちら殺されるわ。残り15分、俺と一緒にデートしよか。倒れろ『逆撫』」
斬魄刀を振り回し始めた
気付けば変な世界にいた。
逆さまだ。
「この世界のこと、説明しよ思ったけど、ポインティちゃん相手にそれしたらアカン気がするから…ごめんやで?」
「炎月!」
刀が炎を纏う
「こんなん火傷するしかないやん」
逆さま……逆さまの世界?
幻術かな。
右から平子さんが刀を構えてきた。それを受け流すも何故か左が斬られる。
続いて後ろからやってきたと思えば腹に蹴りを入れられた。
「…なるほど。理解はできました。」
「さすがぁ……でも理解しても攻略すんのが難しいんやで。」
平子隊長が近付いてきた。
攻略が難しければ防御に転ずればいい。
炎月を振り回し私を中心に一つの火の球を作った。
「確かに、それやと近づけんわ。」
火の球を消して微笑んだ。
「平子さん、私の斬魄刀の能力だと、この世界攻略できちゃうんだよね。」
水月の名前を呼ぶ。
「なんや、これ……水?」
雨を降らせる。
あっという間にこの世界は水浸しになった。
平子さんは構わず私を攻撃してきた。
避けられなかったが急所は外せた
「音か?」
「それと、この雨もあなたの位置を把握するためのものですよ。…ま、慣れるまでは恐らくまともに避ける事は出来ないと踏んだのでそれならばと。」
「女の子痛めつけるん趣味やないからなぁ。この位の抵抗してくれて良かったわ。」