第16章 自分に勝つ
正直、ここまで無傷でいられたのが奇跡だ。
こんなに、強い人達と戦ったのも初めて。
こんなに、死を感じだことも初めてだ
「灼遁刃流」
300度の水の刃の群れが襲う
「氷遁刃流」
-300度の水の刃の群れが襲う
私は卍解の修行の際に、1つの斬魄刀をベースに他の斬魄刀の能力を上乗せする術を身に付けた。
今のは水月の能力をベースに炎月と氷月の力を加えたものだ。
「……7対1で俺らが劣勢て笑えへんで。……誰か、卍解しィや。」
「テメェがしろや!」
「俺はまだ本気出してないからする必要ないわ!」
「本気出さんかいあほんだらぁ!……っと!!話してる最中や言うねん!」
謝る余裕も無く
私だって次から次へと向かってくる皆さんの攻撃を避けたり受け流していた
「45分です!」
流石、隊長格だけあってまだ疲れなどみられない。
スピードも落ちていない。
刀や鬼道で斬撃を交わす。
「…ポインティちゃん、死んだらごめんなぁ?」
皆の攻撃の間からするっと間合いに滑り込んできた平子さん
黒い霊圧が私の目の前に現れる。
私はそれに飛ばされて結界を突き抜け、倉庫の壁を突き破り、床に激突した。
「凄いなぁ、余裕与えんようにしたつもりやったけど。高濃度の霊子で作った氷をぶつけて威力減らしたんや。霊圧ぶつけて相殺できる距離や無かったもんなァ。良かったァ、あの距離で喰らってたらポインティちゃんの上半身消えとったし。つか、いつの間にまた斬魄刀変えたんや……」
身体が痛い。
総隊長との修行した時以来の怪我だ。
ゆっくりと起き上がる時間も与えてくれないまま白が倉庫に向かって私を蹴りあげようとした。
「かすっただけか~」
それでも、蹴りの勢いで倉庫まで飛ばされるのだから、すごい威力だ。
「どや?これで少しは死が見えたんとちゃう?」
「さっきから……充分……」
「そかそか。さっき俺が放ったのは虚閃言うねん。」
虚の技だ
「ポインティちゃんも使える様になるで。」
「それは……楽しみだわ。」
この瞬間に止血と痛み止めだけ行った
「治療する暇与えてどうするんだよ」
「これはしゃーないって。ポインティちゃんが早いんやもん。」