第15章 一番隊の始動
浦原さんに挨拶して、私は実家へ帰った。
実は、新幹線を使わなければ行けないほどの距離なのだが瞬歩で走れば1時間かからない。
肉体も連れて歩きたい時は『ささこ』に肉体に入ってもらって共に瞬歩で向かう。
学びたがり屋のささこは、夏休みの補習に自ら志願したらしく、英語の授業中のようだった。
休み時間になるまで保健室のベッドを拝借した。
この姿だと誰にも見られないから寝放題だ。
ささこは私に気付き、トイレの中で私を待っていた。
「ご主人様!お帰りなさい!」
「ありがとう、ささこ。」
自分の肉体に入った。ささこはささこが自ら選んだぬいぐるみの中に入っている。
「いつも上手く演技してくれてありがとう。」
「とんでもないです!私も楽しんでます!」
ささこから最近の出来事を話してもらってから教室に戻った。
「ポインティ!今週の『夜更かし』おもろかったよな!」
「あぁ、うん。そうだね。」
「どないしたん?なんかテンションがいつもと違うで。」
生死を分ける戦いをしているからだろうか、精神的にかなり成長した。だから友人とのノリについていけなくなっている。
「お帰りなさい、学校どうだった?」
「別に~」
「あら、どうしたの?普段はマシンガントークなのに。」
「ちょっと疲れたから寝る」
「そう?晩御飯になったら起こすわね。」
ベッドにダイブした。
明日あたり、尸魂界に行こうかな。家にいるのはいいけど、学校には行きたくない。
夜中
また虚の気配を感じた。
しかし、空座町でもないのにどうして……
「ささこ」
「……ん?はい?」
「虚の気配する?」
「…え」
「どうしたの?」
「……ご主人様から虚の気配がします…」
その言葉に私は言葉を失った。
すぐに肉体から離れた。
「ご主人様?あちらで何かあったのですか?」
いつもより強い。そしてまた起こるこの衝動。
手が、足が疼く
「ど、どうしよう、どうしよう、」
「ご主人様!しっかりしてください!」
「いやだ、虚になりたくない!!いやだ!!」
心が乱れる程、虚を感じる。
「ご主人様!」
すると目の前に斬魄刀が現れた
花月の形をしている。
すると綺麗な甘い香りの花が部屋を埋めた
その香りを嗅いでいると、ふわふわと、して
眠気に襲われた。