第13章 謀反篇
再び、藍染の腕が変色したが、さっきより細くなったように見える。腕が体内へ入ってくる。痛みはない、だが異物感がする。
「……完全には取れなかったか。」
2回りほど小さくなった崩玉。
「まぁいい。この程度ならいくらでも補充出来る。」
強い脱力感に襲われその場に膝をついた。
冷や汗が垂れる。
「…こうして崩玉も手に入った。残念だが君はもう用済みだ」
藍染はルキアを冷ややかな眼差しで見つめた。
「縛道の六十三 鎖条鎖縛」
東仙隊長の縛道により、私の部下が鎮圧された。
「殺せ、ギン」
「しゃあないなぁ…」
「ルキア!頼む…動いてくれ!」
黒崎一護が叫ぶがルキアは全く動かない。私も身体が全く動かない。
そしてついにギン隊長は解号した
「…射殺せ【神鎗】」
ルキアに向かって斬魂刀を伸ばしたがそこには腹部を刺されながらもルキアを護る様に抱きしめる朽木隊長の姿があった。
「に、兄…様……!?」
朽木隊長が、ルキアを護った?
「なにしてんの、ポインティちゃん」
私は瞬歩でギン隊長の元へ行った。
「そないな身体やと、なんもできへんよ?大人しく寝とき。藍染隊長に言われたら、君を殺さなあかんくなるんやで?」
「ギン隊長、何かの間違いですよね?……私は……」
「はぁ。何度も言わせんとって。」
腹部に激痛が走る
刀が私を貫いている。
「僕は君が思うような男やない。」
信じたくない、そんなこと、信じたくない。
思わず涙が出た。
刃を掴む
「こうしていたら…逃げられませんよね……」
「なんでそないに僕のこと慕うん…」
「…ギン隊長は優しいからです。」
「そないな言葉、僕に向けるような言葉やないよ。」
私たちの間で沈黙が続いた。
倒れた朽木隊長をルキアが抱きしめている。
藍染が止めを刺そうと動いた
「…これはまた随分と懐かしい顔だな」
「動くな。筋一本でも動かせば即座に首を刎ねる」
そう言ったのは藍染の斬魂刀と手を布で巻き付けた四楓院家の人間と首に刀を突き付けた砕蜂隊長だった
「成程」
その言葉の後、巨大な人物が姿を現す。