第65章 千年血戦篇
結果としては、旧知の死神に絡みつつ、朽木隊長、恋次にルキアと一護を伴って戻って行った。
「佐伯ポインティか!蓮美ポインティそっくりだな!」
「知り合いでしたか……?私の記憶にないんですが……。」
「会ったことはない」
和尚と呼ばれたその人は大きく笑った。
「今、胸の内で思っていることがあるな?いやいや、口に出さんでええ。それは、お主の上司が定まった後に。しかし、それだけで全ては解決せんぞ。お主のみで解決する事ではないからな。ひとまずは向き合ってみるのだ。」
などというお言葉を頂いた。
そして、通達があった。
次の総本部隊長は京楽春水。
四十六室からの招集帰りを待っていた。
「やーごめんごめん。中央四十六室もお堅いねえ。話が長引いちゃった。」
「まずはおめでとうございます、京楽総隊長。このような時、このような形でなければ盛大なセレモニーもあったかもしれませんが。」
「いいのさ。けど、まだ慣れないねぇ。ささ、座って座って。まぁ僕もまだお客様気分なんだけど。」
「折り入ってお願いがあります。」
「いーよ。行ってきな、現世に。」
現世に行きたいとおもった。そこでもし、私の居場所がここだと思えばそのときは……
そうだったとしても、私は現世に戻らなければならない。
「どうして、わかっていたんですか」
「和尚が言っていたことはきっとこれだろう。それに、君から言われなくとも、一度は帰すつもりだったよ。」
「そうなのですか」
「ゆっくりしておいで、こっちのことは気にすることないからね。」
私はその足で西流魂街の家に向かった。
基本的には喜助さんの活動拠点であるが、私の休息の場でもある。あれこれと手を加えたので、リノベーションした家ではあるが、昔の面影を強く残している。
「懐かしさ、あるんだけどな。」
縁側をぼうっと眺めた。
「この家、大丈夫かな。次の侵攻で壊れたりしないかな。」
大切な思い出の詰まった場所だ。壊れやすいものは包んで、地下収納に入れて置いた。
「家が壊れても、この部屋だけは残りそう。」
喜助さんの部屋は畳の上にダンボールが積まれていて、コンピューターが置かれている。端にはせんべい布団が乱雑に置かれて、埃っぽい。