第65章 千年血戦篇
そんなこと、わかっている。平子さんとも話したことだ。だけど、何度も確認したかった。この戦いに私が必要である意義を見つけたかった。命の危険が及んでも、それでも戦う理由が欲しかった。
「尸魂界を守る理由が無いやつが、隊長の座にいるなんてな。」
「冬獅郎、貴方は守りたいよね。」
「当然だ。しかし、お前が尸魂界を守りたいと思う気持ちが薄いのも当然だろう。」
「正直なところは。幻滅した?」
「いいや。更木や涅のような奴もいるだろう。それが答えだ。」
「わかりやすい答えね。」
「お前はお前のための行動をしろ。ここで引いても、誰も何も言わねぇよ。」
「……待って?私そんなに分かりやすい?みんなに言われるんだけど。 」
「目が死んでらぁ。」
「まじで?」
「取り繕っても無駄だ。ただ、お前の戦力が欠けるとこちらの分が悪すぎる。それもみんな思っているだろうな。そして、今のお前は戦力にならない事も。」
「みんなおんなじこと言うやん。」
「お前は俺たちとは違う。黒崎一護とも違う。お前はお前だ。蓮美だとかなんだとかそんな難しいのは置いておいて、今のお前がどうしたいかだろう。自分に嘘をついているものは、本当の力なんて発揮できない。お前はどうしたいのか。」
「斬魄刀にも言われたわーー。そうだね、もうなんか呆れてきた。みんなに言われるんだもんな。じゃあいっそ開き直って、自分のこと考えてみるか。」
「一番隊は良い組織だ。お前が一から作り上げた。その点は胸を張ってみろ。自分のことを考えられたら、隊にも目を向けてみろ。考えも定まってくる。」
冬獅郎の言葉に、私は一つ決意したことがあった。
翌日、広場に集った隊長たち。
「ポインティもいるのか」
「どちらかというと一護がなんでいんの?って感じだけど。」
一護はこの場にいた方がいいと判断されたらしい。
「そっかお前、隊長だったな。」
「ガチで忘れてたの?」
「わりぃわりぃ。てかなんだ、お前、疲れてんのか?目がいつもと違うぞ。」
「うっるさいな!もういいから!その話題!」
間もなくして、ピーヒャラピーヒャラと騒ぎながら零番隊が降りてきた。