第65章 千年血戦篇
じぃ先生が戦っている。薬もできて怪我人の治療もできる。こちらの方が波に乗っているのは間違いない。
「隊長!俺たちも戦いに行きます。」
「副課長以下は戦いに出てもいいのではないでしょうか!……ってあれ?急に目がしょぼしょぼし始めた。」
「言われてみればたしかにちょっと喉も渇いて来たかもしれんな?」
「ぎゃぁぁぁ!!薬液がぁぁぁ蒸発してるー!!!!誰ぞこのようなことをしたのは!!!!」
悲鳴を上げているのは月華嬢だろう。
「湿度がめちゃくちゃ下がってますよ!これどういうことですか、滅却師の仕業?」
水月の反応が無くなってしまった。
「水月の涙も蒸発したらしい。……総隊長のいる辺りのカメラとか見れたりする?」
このような芸当ができるのは、炎熱系最強の斬魄刀の流刃若火。
「カメラ、生きています!」
遠目から見える、じぃ先生の姿。その手には焦げた刀があった。
「あれは、流刃若火の卍解ではないか?」
その刃は尸魂界全域の水分を少しづつ奪っている。こんなにも強力な卍解は他にない。
「さすがの賊も総隊長殿の卍解は奪えないようだ!」
「圧倒的な力を前に圧されている!」
その瞬間、モニターは真っ黒になった。
木霊する霊圧と共にその映像は士気上昇に繋がった。
「戦力を増やしましょう。戦術班の采配に任せるわ。」
みんなの士気が上がっている時に仲間の助けもあれば良い効果が生まれるはず。
「月華嬢!今、尸魂界の水分が蒸発してるの。これは山本元柳斎重國総隊長の卍解の副作用よ。これで少しはマシになればいいけど。」
氷の柱を出してあげたが、その傍から蒸発していく。
「これでほんの少しは湿度は保てるでしょ。もう氷月も水月も使えないから、今のうちにどんどん作っちゃって!頼りにしてるよ、月華嬢!」
一護が来る前に、決着が着くかもしれない。
じぃ先生ならば、彼らに勝てるかもしれない。
増員された死神も好戦をしている。これは、勝てるかもしれない。
そのとき、ユーハバッハと思われる者の霊圧が消えた。
外は雨が降っているらしい。