第13章 謀反篇
ルキアのほっとした顔を見て、私のしたことは間違いではなかったんだと確信した。
「私たちの見せ場がー!」
「本当に人間なんですか。」
「斬魄刀必要あります?」
と部下たちの声をよそに、私は味方の傍に降り立った。
「無茶するねぇ。斬魄刀も持たずにこんな所来るなんて。」
「九十番台の鬼道も扱えるのか……流石だな。」
話している間に阿散井副隊長が黒崎一護からルキアを託されて、そのまま走っていった。砕蜂隊長が副隊長全員で追うように指示をする。一番、二番、四番の副官で追うも、瞬く間に一護に鎮圧された。姉の倒れた姿を見た虎徹清音さんが駆け寄ろうとするも、小椿三席と共に砕蜂隊長に抑え込まれる。
「待て!砕蜂!!」
浮竹隊長が駆けつけようとしたとき、じぃ先生の霊圧が揺れた。私たちの前に立ちはだかり、杖の先を地面に叩きつけて威嚇した。
「動くな。罪人を連れて逃げたのは副隊長。斬って捨て変えれば替えは効く。あとでゆるりと捕らえよう。じゃが儂が許せんのはお主らじゃ。お主らは隊長として、してはならんことをした。それがどういうことかわからんお主らではなかろう。ポインティとて同じ。隊長就任の話、否二度とこの地を踏むことは無いと思え。」
中央四十六室の話をしようとしたとき、京楽隊長が声をあげた。
「よーし、仕方ない!それじゃあいっちょ逃げるとするか!浮竹!ポインティちゃん!」
「みんな、引くよ!」
「あたし達なーんにもしてない!!」
双極の丘の断崖を一直線に降下する。
「待て、京楽!俺の部下が!!」
京楽隊長は浮竹隊長をなだめた。曰く、味方が近づいているらしい。確かに大きな霊圧を持つ人が凄まじい速さで近づいている。
「阿散井副隊長の身体はまだ治ってはいない。リンレンは彼らを追って!」
「っしゃぁ!見せ場できる〜!」
「京楽隊長、浮竹隊長、私、中央四十六室に行きます。」
「理由を聞いている暇はないな。」
「いってきな、総隊長殿は僕らに任せて!」
とはいえ、じぃ先生がそれはそれは凄まじい速度で追ってきている。私と天月ちゃんはもっと速く移動して、方向転換しなければならない。
「ポインティちゃんが1キロほど離れたら僕らは中央四十六室とは反対側へ行くよ。山じぃのことだ、僕らの方を追ってくるだろうけど、慎重にね。」
「ありがとうございます!天月ちゃん着いてきて!」
