第65章 千年血戦篇
「戦況は五分ではあるものの、負傷者が多数。長時間はもたないです。」
「やっぱり私が前に出た方が.......」
「隊長がいるからこそ防衛結界を信用することができる。それを元にした戦術を練ることが出来るのです。ここに居てもらわないと困ります。」
「現在、蓬莱家の秘薬を大量に調合しています。それが出来れば軽傷者は戦線復帰できるはずです。状況打破に繋がれば良いですが……。」
このために、わざわざ天月ちゃんの親族が来てくれている。なんとか今は医療班に頼るしかない。
「他所の隊の死神の霊圧がどんどん消えていく……こんなの……勝てっこないじゃん」
「おい、弱気になるな。俺たちはまだここに隊長がいるんだ!」
その時、尸魂界全域に吉報が響いた。
死神代行 黒崎一護がこちらに向かっている。
「黒崎一護ならきっと状況を打破してくれるはず!」
「それまでは持ちこたえろ!!」
尸魂界の危機を救ってくれた彼ならばー
心の拠り所は己を強くする。鼓舞された皆は果敢に滅却師へと向かっていった。
水晶も強く輝く。結界の強度が増している証だ。
一護のそばに喜助さんもいることだろう。虚圏で自分のするべきことを果たしている。私も自分の使命を果たさなければ。
「……朽木隊長と阿散井副隊長、そして朽木副隊長の霊圧が!」
「そんな……馬鹿な!! 」
吉報から間もなく、副隊長クラスの霊圧の消失が複数確認された。
「大丈夫、僅かに霊圧を感じる。彼らがそんな簡単に死ぬわけない。」