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【BLEACH】

第65章 千年血戦篇



「厳戒態勢!厳戒態勢!!」

けたたましく鳴る警鐘と、乱れる霊圧、そして消えゆく霊圧。その中に、吉良イヅル副隊長もあった。

「防衛の陣を張れ!結界の強度を強化せよ!!」

戦術班と共に戦況を整理していく。ものの数分でこちら側の損害が大きいこと、相手との圧倒的な力の差があることを感じた。


一番隊隊舎にて待機せよ。なにか物言いたげじゃな。今、迷いの中にあるお主を前線に出すことはできん。されど、一番隊の士気の為にはお主は不可欠。そちらに専念せよ。しかし、戦況が大きく不利になった場合は前線で散る覚悟を持って戦え。お主が守りたいものを守るために。

これが総隊長の指示だった。


「一番隊担当守備エリア、第3班、第7班が戦闘開始!映像確認します。」

情報技術課隊士が見せた映像を見た限り、相手は『敵の中では雑魚』の滅却師。しかし、隊士との力の差は歴然だった。


「西の結界が破られます!」
「鬼道班!霊力を保てんのか!」
「東西南北から攻められてギリギリです!!」

状況はまさに四面楚歌。隊長格までも前線に出始める始末。

鬼道班は大きな水晶に霊力を込めている。そうする事で防衛陣を張っているのだ。しかし、滅却師側の猛攻撃によりその防壁も脆くなっている。その水晶にバンっと触れた。水晶が赤く輝き始める。

「『戦いこそ全て』『敵前逃亡は万死に値する』そんなこと言われてきた人も多いよね。だけど私は貴方たちの命の責任者。身の危険を感じたら防壁まで引きなさい。この防壁の内側には一歩も通さない。」

「天挺空羅してたんですか!ファサファサって炭も使わずに?!凄い!!カッコいい!」

リンが目を輝かせている。メンタル回復したらしい今の彼女なら大丈夫かもしれない。

「リン!レンと交代できる?」

レン、天月ちゃん、東雲四席、美鈴六席には結界の範囲の角を担ってもらっている。

この結界術は神官一族の石丸家による鬼道である。術が施された特別な水晶に霊圧を注ぎ続ける。水晶を中心に半径11km圏内の四ッ角の北と南に黒真珠、西と東に猫眼石を置く。その角の内側の場所には悪しきものは入ることができない。ただ霊力を水晶に注ぎ続けるだけではなく、それなりの技術が必要である。また守る範囲が広いほど、結界が攻撃されるほど、強度を保つのは難しくなる。
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