第65章 千年血戦篇
「医療品と非常食の備蓄の確認を。一番隊舎の重要拠点の各結界の確認。それから」
「家族に向けて、大切な人に向けての手紙っすね。」
「ええ。その指示もしてもらえるかな。」
「承知しました。」
雀部副隊長の隊葬は執り行われたが、どこかまだ信じ難い、現実では無いような気持ちでいる。
「総隊長の右腕として最期までその責務を果たしたお方でしたね」
「じい先生に直接指南を受けていた時に、雀部副隊長の話も聞いていたの。」
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「霊力の扱いに関しては、見込み通り。否、それ以上ではある。しかし、体の使い方はまだまだじゃな。」
「こんなの小学生の運動量じゃあないって!」
「承知しておる。たかだか数ヶ月で死神としての身体的な能力を完璧に身につけよとは言わん。鍛錬を継続できる忍耐力を見極めておるのじゃ。」
「課題をこなして、それで鍛錬を継続して、体が使えるようになって、霊力をもっと扱えるようになったら、めっちゃ強い死神になれますか!そうじゃないとこんなしんどいの無理だって」
「その資質は十二分にある。全ては心次第じゃよ。」
「乱菊さんが言ってたけど、総隊長であるじい先生が直接鍛えてくれるのって珍しいんですよね?私が強い死神にならないと、じい先生の評判まで下げちゃうことになるってこと。プレッシャーすぎますって。」
「他人の名のために強くなる必要はない。が、儂が自ら指南してやっておるのじゃ、言う通りにしておけば良い。」
「そしたらすぐにじい先生と肩並べられちゃったりする?右腕になれたりして!」
「儂の右腕の座は難しいぞ。」
「え、なんで?」
「儂の右腕には忠息。雀部長次郎がおる。あの男以外を右に添えるつもりはない。」
「ふーんじゃ、左腕でいーや」
「それも千を超える年月が必要じゃの」
「じゃ、雀部副隊長はそれだけの鍛錬をしたってこと?」
「気の遠くなるほどの年月、血も滲むような鍛錬を続けてきた。それはただ儂の忠臣として支えたいという強き信念から。儂はあの男以外を右腕とは認めん。」
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