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第9章 天からの贈り物


『あ、私今携帯持ってないから…って、なんでこの番号に??』

「おたくの太宰さんに、今ならここにかければ間違いなく繋がるぞと言われたんだ。……で、本題に入らせてもらうが、署の方で話を聞かせてもらえないか?色々と確認しておきたい事がある」

『そ、そっか、私に話聞かないとダメですもんね……ああ、でもちょっとだけお時間いただいていいですか?ケーキバイキングでお皿に取ったケーキ食べてからでも…』

「はは、気にしなくて大丈夫だ。君が今そういう状態だという事はこちらも分かっている。食べ終わってから来てくれればいい」

陽気に話してくれる箕浦さんに本当ですか!?ありがとうございます!と返事をする。

「これからも探偵社は贔屓させてもらうからその時はまた頼むよ、じゃあまた後で」

『はい!では』

箕浦さんが通話を終了したので、画面を消して中也さんに携帯を返した。
しかし、何やら周りからの目線が刺さる。
何かと思ってキョトンとしていると、近くにいた人から声をかけられた。

「じ、事件の担当したって?刑事さんと知り合い……っていうかどういう事!?」

何やら私の発した言葉に相当混乱してしまったみたいで、まあここは横浜だし異能力者なんていっぱい溢れてるしという事で、キョトンとしたまま口に出した。

『だって私、武装探偵社の社員ですから』

その言葉とほぼ同時にサイトのコミュニティの方にも、私が仕事をしているのを見たという人がいたらしく、私が武装探偵社の人間じゃないのかという書き込みがされ始めた様子。

「ぶ、武装探偵社ってあの!?え、蝶ちゃんまだ中学生よね!?」

『あはは、まあ色々ありまして…今では兼業してるって感じです』

中也さんに、箕浦さんが来てくれって言ってるからと伝えてからポカンとする他の人達に一礼し、席の方に歩いて戻っていく。

「この見た目でとんでもねえからなお前…ちょっと知られるようになったんだから、今度から迂闊にお前に手出しするような輩が減ってくれっかもしれねえな」

『私に手出しする人とか元々そんなに多くないでしょ、中也さんくらいにしか体術だけなら負けませんって』

「お、いい具合に立ち直ってんじゃねえか。まあでもやっぱり、何かあったらちゃんと助けを呼べよ」

特に俺が付いててやれねえ時はな、と言った中也さんにはーいと答え、席についてケーキを堪能した。
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