第9章 天からの贈り物
「貴方の事はちゃんと見ていたので、会員番号一番は勿論ちゃんと用意してますよ!」
「そうそう、ああ〜私もこんな子ギューって抱きしめたい……ッ」
お姉さま方の熱に頭がクラリとしてきて、そしてそこに乗っかるまさかの中也さんに頭を抱えた。
「おお、気が利くな!だが手前ら、こいつを可愛がんのは別に構わねえが写真の販売とかどっか行った時とかの押しかけはやめろよ絶対に」
「やだなあ、しませんよそんな事!」
「蝶ちゃん、お名前全部で何ていうの?誕生日とか血液型とか、出来れば好きなものとか教えてくれると嬉しいな!」
お姉さん達に次々と来る質問の嵐。
さてどうする、誕生日も何も、私日付しか中也さんに付けてもらってないし…ああ、今の歳を言えばいいのか。
『え、っと…?し、白石蝶…で、一応今年で十五歳、です。……血液型はB型で、誕生日……あ、あれすみません、ちょっと今混乱してて頭が………あれっ!?』
誕生日をド忘れするとか馬鹿なの私!?
確か良い覚え方中也さんに教えてもらったじゃない、中也さんに……あ、そうだ中也さんだ!!
『!きた!四月二十九日!!!……じゃない!これ中也さんの誕生日だ!!?』
「なんで俺の誕生日教えてんだよ阿呆かお前!?…あー、こいつの誕生日は九月二十四日だ、すまねえ阿呆なこと言ってて」
『あ、阿呆って…!あ、そうだったそうだった、丁度中也さんの誕生日を反対にしたやつだったね』
えへへ、と嬉しそうに笑い返せばまったく、と呆れつつも満更でもないような顔になる中也さん。
そして周りの人達はそれに何故か目を輝かせておおお、と食いついた模様。
「なんか運命的な二人ね…そ、それでそれで!好きなものは?あとはまってるものとかも教えてもらえると……」
運命的という第三者からの言葉になんだか胸があたたかくなって、戸惑っていたのが嘘のようにスラスラと言葉が溢れてきた。
『はまってるものは…やっぱり甘い物食べるのが大好きで、自分で作って中也さんに食べてもらうのが最近はまってるものですね。で、好きなものは甘い物と中也さんがくれるものと、中也さんで「分かった分かった、分かったからちょっと落ち着けお前!!!?」え、どしたの?』
「お前な、人から好きのもの何って聞かれたんだからちゃんと好きなもんをだな!?」
『だって私中也さんがいてくれたらそれでいいもん』
