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第9章 天からの贈り物


「もうお二人共、そんな喧嘩をしないでもっと平和にいきましょうよ、平和に!じゃないと私のか弱い腕がもうほら、プルプルして…」

突然響いた、有り得ないはずの…というかここに響いてはいけないはずの声に、一同は目を丸くしてその正体に目を見張る。
一応人間っぽく見えるよう変装はしてきてるみたいだけれど、明らかに図体は大きい上に関節も曖昧…これでいいのかい、国家機密が。

社長の姿は谷崎君の細雪で創り出した偶像であるため、それを解除すると超生物は驚きを見せた。

「ニュヤ!?ま、幻ですか!!」

「……って、待て待て待て!!誰だよてめえ!?いきなり話し合いに割り込んでんじゃねえ部外者が!!」

近くにいた立原君から見事な突っ込みが入る。
ああそうか、ポートマフィアの方で面識があるのはあの蛞蝓と森さんくらいなのだった。

「私はれっきとした部外者です!だから殺さないでぇえええ!!!」

「!プッ、ダメじゃないですか殺せんせー、こんな危険な場所に来られては」

笑顔を見せた首領に、付き添いの三人も谷崎君と国木田君も少し驚く。

「立原君達は初対面だったね。この方は正真正銘、蝶ちゃんのクラスの担任の先生だ」

首領の言葉にフリーズする三人。

「え、担任て…ああああ!!!蝶の任務先の国家機密!!?いいのかよこんなところにひょいひょい現れて!この前幹部からエロ本騒動の話聞いたぞ!?クレーム入ったばっかだろ!!」

「「「エロ本騒動…?」」」

立原君の声に全員が首を傾げる。

「エロ本の拾い読みしてるところを蝶のクラスメートに散々写真を撮られて、そんで蝶にんなもん見せたとかなんとか…てめえ教師だろうが!何してんだようちの蝶に!?」

「!待て貴様、何がうちの蝶だ。白石は武装探偵社の人間であるゆえ、むしろうちの白石だろう」

国木田君がまさかの部分に突っかかっていって話がまたややこしくなる。
ああ、こうなるから社長も首領も蝶ちゃんの話題には触れなかったのに。

「あ、あああああれは生徒の策略に嵌められたといいますか嵌ってやったといいますか……じゃなくて、そんな事はどうでもいいんですよ!」

「わぁお先生、蝶ちゃんにいらない事教えてくれてたようなのに開き直っちゃった」

「もう中原さんにこっぴどく叱られてるんですから許してええ!!!」

場が少し和んだところで再び話は元に戻る。
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