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第7章 克服の時間


「え?」
「はあ!?」

あ、言っちゃうんだ?とカルマ君と磯貝君に言われて、皆にどうしたの?と聞き返す。

「いや、いやいやいや、ポートマフィア?…幹部!?何だそれ、聞いてねえぞ!?」

『だって言わないようにしてたもん。でももう中也さん、自分で言っちゃってたしいいかなって』

「軽くね!?つかいいのかよ情報漏洩!!」

『大丈夫だよ、首領はびっくりするくらいに甘いから。まあ何か不利益になるような事があっても、私が消しに行くから大丈……誰も何もしないでしょ?』

「「「今消すって言わなかったこの子!!?」」」

危ない、うっかり口を滑らせた。
まあ皆なら大丈夫だろう、幹部が中也さんだって知ったところで、何か特になるような事なんて無いだろうし。

「つか白石って、中原さんに鍛えてもらったんだよな?じゃあ、もしかしてポートマフィアからここに来たのか?」

『ポートマフィアに政府から来る依頼がそんないいものなはず無いでしょ、馬鹿なの?』

はうっ!!と木村君の声が聞こえたが、無視だ無視。

『私は今、もっと別の組織に所属してるから。それこそ考えてもみてよ、国木田さんとか谷崎さんなんかがポートマフィアなんてやってるようにみえる?』

言えば何を想像したのか、ぶんぶんと皆首を横に振る。

『まあ、今は違うっていうだけで、四年前まではしてたけどね?』

「してた?……と、言いますと?」

やけにへりくだった言い方の吉田君の方を向いて、キョトンとして当然のように言い放つ。

『え?ポートマフィアのお仕事』

「「「はああああ!!?」」」

幹部だとかは言わなかった。
異能力の話に持っていかれると困るから。

『それで小さい頃に中也さんと一緒に任務に当たってた時に、ロヴロさんと一緒になった事があったの』

「ま、まてよ…つうと、何だ?」
「白石、お前もしかして…やっぱ戦闘が得意だったりすんのか?」

菅谷君と千葉君の問いに、これまた当然のように返す。

『戦闘は…そんなにかな。力加減を上手くしないと、感情的になって殺しちゃいけないから……ああ、もうバレちゃっただろうから言っちゃうけど、私も元々殺しをしてた人間だよ』

「「「な、なんか色々と納得…」」」

『……軽蔑しないんだ』

ポソリと呟いた言葉に、カルマ君が頭に手を置いた。

「ね、言ったでしょ。大丈夫だって」
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