第4章 新しい仲間と新しい敵と…ⅱ
「……つっても」
『ん、ひっ…ぁ、』
頭をよしよしと撫でながら一緒に項もそっと撫でられる。
元からこんなに敏感なのか、薬のせいなのか、さっきまであんな事をしてたからなのかは分からないけれど、それだけでもまたお腹の方がキュッとなる。
「お前、これいったいいつまで効いてんだよ…まともに触れやしねえぞおい」
『ふっ、うぅ…じゃ、触らなっ……ぁっ、あっ…』
「だから薬のせいだっつの、俺のせいでそこまでなるかよ普通」
そう言い張る中也さんに、かなり強めに抱き着いた。
『中也さんのせいだもん……っ、中也さんの手じゃなかったら、こんなっ…ひぅっ、んんっ!!』
鎖骨あたりを舐められ、大きな声になる。
「それ以上言うな…本格的にやめてやれなくなりそうになる」
『中也さんなら、いいのに…』
いいのにと、素直に言っただけだった。
ゆっくりと目を見開いて私と視線を合わせるように顔を上げた中也さんは、またおでこをくっつけて私を見つめる。
それだけでも、心臓が飛び出ちゃうくらいに恥ずかしい。
その目に見つめられると、また身体がゾクゾクする。
「……この件に関して、あんま俺の事を煽んじゃねえよ。さっきので、どっか痛くなったりしてねえか?指は一応初めてだろうから一本だけにしておいたが」
『っ…ん、……痛くない、よ』
相変わらずの優しさに、胸がキュンとする。
中也さんの声だけでこんなに身体が疼いちゃうなんて、末期かな私。
「そうか、ならいい。んで、俺はいれるだけここにいようとは思うが、何かして欲しいことはあるか」
して欲しいことと言われ、一瞬脳内に浮かび上がった先程の行為を急いでかき消し、中也さんから目を逸らす。
『……別に、大丈っ夫!!…うっぁ、中也さっ!!何で、またあっ!!』
「首触られんの好きだろが。つか俺から目線逸らしてんじゃねえよ、ちゃんと言え」
ちゃんと言え、とはして欲しいことだろう。
だけどさっきみたいな凄いのはもう耐えられる気がしないし、何よりもう恥ずかしい。
中也さんに子供みたいにあしらわれているようで、中也さんのなすがままに乱れて…
だから、ちょっとだけ欲を出して、言ってみようと思った。
もう一度、この人に…否、この人と、したかった事。
『…………、したい』
「あ?…なんつった?」
彼の手が止まる。
『っ……キス、したい』
