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第4章 新しい仲間と新しい敵と…ⅱ


鮮明な音で目を覚ます。
昨日は結局、私の身体を考えた中也さんがベッドを二つにしてしまったため、久しぶりに一人で寝ることになった。

起きたものの中也さんが隣にいなくて、少しの虚無感に襲われる。
こんなんだから子供なんだろうな、私。

しかし中也さんが寝ていた方のベッドを見ようと首を横に向ければ、心臓が止まるかと思うような衝撃が頭を走る。

『えっ、な、なっ…!?』

「目ぇ覚めたか、はよ」

昨日なんかとは違って耳の奥に、頭に響く、大好きな声。
そして私の顔のすぐ前にある、中也さんの顔。
おはようと言って、ベッドの横でしゃがんでいた中也さんは私の頭を撫でてこちらを見つめる。

柔らかく、普段中々見せてくれないような笑みを浮かべて、私を見つめていた。

あれ、中也さんってこんな優しい顔してたっけ、いや中也さんは優しいんだけど。

『お、おはよ…ございます』

「おう。調子はどうだ」

中也さんって、こんな風な目で私を見てくれていたっけ。

すぐそこでクリアに聞こえる中也さんの声に、耳が、身体が、反応する。

『だい、じょぶ…です』

「……その様子じゃ、耳の方は調子が戻ったみてえだな。よかった」

『ん、中也さん。首、もう治ったから…』

昨日は怪我に響くからと、ずっと我慢していたんだ。
そろそろいいじゃないかと強請ってみるも、中々素直にどうして欲しいのかが言えなくて、口をつぐんだ。

「ん?ああ…お前、首触っても大丈夫なのかよ」

『…我慢するもん』

「そうか。んじゃ遠慮なく」

確かに首元を触られるのには妙に敏感になるが、それよりも今は、中也さんに抱きしめて欲しかった。
力を入れて、ギュってして欲しかった。

『……っひ、ぁ…ん』

宣言通り遠慮なく、否、寧ろわざとらしく首を項に向かって撫でて手を回す中也さん。

脇腹はまだちょっとだけ痛いから、これを我慢するしか私の要望が通ることはない。

「やっぱ結構反応してんじゃねえか。だからお前にはここにくっつかねえようにしてたのによ」

『…ふ、ぅっ……よく、言いますよっ、触ってるくせにっ!』

私の首が敏感なのを気にしてそこを抱きしめないようにしていたとは言うが、わざと首だけ触ってくるじゃありませんか。

「バレてたか、まあお前がいい反応してくれっからな」

『いいはんのっ…ひぁう!?』

この後数分間弄ばれました。
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